ウィーンフィル「シェーンブルン宮殿夏の夜のコンサート2012」

今日タワレコから届いたばかりの音源で、さっそくウィーンフィルの「シェーンブルン宮殿夏の夜のコンサート2012」を見ました。
ヘビロテ。



これはねーーーイイですよ!!!

実にイイ!
シェーンブルン宮殿の巨大な庭園でのガーデンコンサートです(今年の6月の演奏会。ついこないだですがもうDVD化されてる!)。
ものすっっごい数の観衆がいる中での演奏となってます。
ぎゃーって叫びたいほど人がいる(汗)
あんな舞台設定で果たしてちゃんと音楽聴けるのだろうか?
…って感じですが、それでもあの雰囲気を味わいたい!という人が多数集まってきたのであろうことはよくわかります。
私だって行きたいもん!(今となっては)
ナマで聞きたいとか、そういうんじゃないんですよね。
同じ「場」と「時」の中で1つの音を共有するというか…そういう同時性みたいなのを体感したいのだと思う。
たぶんそれは”(長い)人生の(ほんの)一夜”という意味において、でもそれが忘れ難いという感性をもってして、意味があるのかもしれない。
とりあえず夕暮れから始まるので直射日光に弱い年寄りにも親切設計ではあります。


夏の宵、夕闇迫る空の下で聞く楽の音には、なにか人生の悦びの本質みたいなものを感じます。
人間の英知、芸術の美しさ、今この時を生きていることへの感動…みたいなものが、ひしひしと沸きあがってテンションがあがってくる。
祭りの夜のトランス状態に似た感覚があるのかもしれませんね。
幻想的でロマンティックな舞曲が多くて、それも雰囲気を盛り上げるのにイイ感じ。自然と心も身体も弾む。
とにかく、とてもシアワセな気分になれる演奏であります。


ここはもう私がグダグダ駄しゃべりするより、実際に聴いてもらった方が早いですね。
というわけで、ここんとこ毎日恒例となっておりますが(汗)チューブターーイム!
この演奏会の様子は実はわざわざDVD買わなくてもチューブで見られんのです。
で、私はそれを何度も見てたんだけど、見るたびに好きになり結局すごーく気に入ったのでDVD購入に至りました。
良いものに関してはチューブは著作権侵害よりも宣伝としての効力の方が高いということのいい例ですな。
あまり口うるさいことを言わずに、公共の財産としてのユーチューブを有効に使おうではないですか。


こちら、ガーデンコンサート3曲目に演奏されたボロディンの「韃靼人の踊り」です。
「いま、ふたたびの奈良へ。」ですよw
夢見るイメージがたっぷり盛り込まれた曲です。



ステキでしょうぅぅ!

夕闇に溶けゆきそうなオーボエの音に、まずもっていかれちゃいます。それからはもうめくるめく夢のよう。
いい選曲、かつ、いい演奏です。
このガーデンコンサート、全編こんなイイ感じの雰囲気なんですよ。
バレリーナや現代舞踊のダンサーさんも参加して一段と華やかに盛り上げてくれてます。


というわけで、とてもステキな演奏会映像であったのですが、ひとつだけ残念なポイントが。

エストロが暑苦しいです(爆)

タボ先生、サウナに入ってきました状態の真っ赤な顔をしてます。汗だく。
また一段とお太りになられてますので、ビジュアル的にさらに蒸し暑さ倍増。
整髪量も明らかに塗りすぎでテカテカですし、燕尾もキツくて苦しそう。
あうあううー→いわく言い難し。
でもいいんですよ!
演奏はトンでもなく素晴らしいんだからさ。天才なんだからさ。おいそれとはいない人なんだからさ。
見たくれなんてーどーーーでもいいんだよ!


なんてな…
…ちょっとウソ入りました(哀)
次回はもうちょっとスリムに………ああっ。こんなことはもう二度と言うまいっ。
なんだかんだでおデブちゃんビジュアルさえ好きになってる。ヤバイ>自分!