深遠なる宇宙を思う


昨日はボクちゃんの好きな科学館へ遊びに行ってきました。
現在の企画展は「とびだそう!宇宙へ」。
こういうの、かなり好きみたい。先日の最後のスペースシャトルの打ち上げも「どうしてもリアルタイムで見たい!」と、ボクちゃんは眠い目をこすりながら深夜まで起きていましたからね。
科学の実験も大好きで、公共施設やイベント会場で科学ショーなどがあれば絶対見たがリます。
先週も今週も、イベントの科学ショー観にいきましたからねぇ。
とんと興味のない私は、けっこうつきあうのシンドイんですが(汗)、そこはもうね、ボクちゃんが喜ぶのならとことんつきあいますよ。





イベントコーナーでいろんな実験が体験できるようになってます。
ミッションに成功するとスタンプを押されます。
いくつもブースがあって、スタンプを全部集めると、最後にステッカーがもらえる仕組み。
自転車で電気を作る…ってコーナーでは、チビすぎて自転車に足が届いてませんでしたがw無事ミッションクリアとなりました。


常設展示に、宇宙の歴史を遡ってフィルムで見られるコーナーがあるのですが、そこに佇むとなんだかすごく大きくて豊かな気持ちになれます。
太陽系を超え、数々の銀河やクエーサーを超え、何十億年の時を超えて、深宇宙、ビッグバン…と遡ってゆくと、とにかく茫洋とした気分になります。なにかもう、理解の範疇を超えすぎててひたすらボーーっとしちゃう。
ここに、超ひも理論だの量子力学だのエントロピーだのフェルミパラドックス(これはSFか?)などの話がちょっと入ってきた日にゃもう、否応なしに思考が止まるよw
ビッグバンの先は何があるの?と訊ねると、もうその先のことは考えなくていいんだよ、と言われる。そもそも”考えなくていい”ということがどういうことなのかがわからない!もちろん考えることもできないのだが(汗)
でも、このシャットダウン的な放心(思考停止)ってのが、凡人においてはちょっとしたリラックスにもなるから不思議なのです。
半径10メートルの屁理屈をこねくりまわして悩んでいる暇があったら、頭の上に広がっている宇宙のことを考えたほうがよほど精神衛生上イイように思うね。悩みを抱えた人ほど、むしろそうしたほうが心が安らぐのではないかなーなんて。
「ちっちゃいことは気にするな」的にも、「そもそも自己存在とはなんぞや?」という哲学へのすりかえにも、単なる思考停止状態だとしても。