梁山伯と祝英台

梁山伯と祝英台」のお話は、ツイ・ハーク監督の映画「梁祝」で知りました。
遠い遠い昔、竹林の学堂でともに学んだ二人の恋物語
若き日の友情とトキメキ、叶わぬ恋のせつなさにあふれていて、ウットリとステキなお話です。
男女の話なのだけど、最初の設定が(女が男装してる状態で知り合うので)男同士のつきあいになってるというところに魅力があるんですよね。BL風味も漂いつつ、でもホントはボーイ・ミーツ・ガールなのだ!しかも初恋成就譚になってるってのが私のシュミに激しくマッチしますw
中国の「ロミオとジュリエット」と称されていて最後には悲劇的な結末を迎えるのですが、私はこの物語に悲しい印象はもっていません。むしろ、なんというか暖かな春(=青春)のイメージなの。
これ、東晋(317年〜420年)時代の話なんですよ。ものすっっごい昔です。なんだか茫洋たる気持ちになってくるくらい遥かだ。なんてったって当時の日本は古墳時代ですからねぇ。ほぼ神話ですよ。
中国の古い話はきりもなく異世界に連れて行ってくれるので、不思議な心持ちがして楽しいです。
とにかくこの「梁祝」、大好きな物語でして映画版のVCDやサントラも持っています。(ニッキー・ウーとチャーリー・ヤンが主演のヤツです。ニッキー全然好きじゃないんですけどね(汗)俳優ではなく、話の内容で好きになった映画です。チャーリーはかわいい(*^ ^*))
最近、ふと思い出してひっぱり出したこのサントラに癒され、繰り返し聴いています。
チューブにいろんなバージョンがあるので、それを漁って聴いてみたりもしてます。表題曲にはバイオリンコンチェルトもあるんですよ。
代表的な組曲はこちら↓



ああ〜いいーー。
ホント、心がふわっと温かくなる曲です。
春の日のぽっかりと長閑で美しい一日のような。