暑い日盛りに聴くドビュッシー

最近は同じようなCDばかりローテで聴いていたのですが、ふと、夏の日盛りに軽井沢の高原を思い出したら、珍しくドビュッシーなんぞを聴いてみたくなりました。
ドビュッシーには、夏の風景が似合う。
光が溢れて、ちょっと倦んだ感じ…っていうのかなぁ。
私にとってそれは高原なのだけれど、たぶん、海辺でも似合うのだろうと思う。
亜麻色の髪の乙女」などはもう、夏の夕暮れですよ。
夕暮れの空が見渡せる場所に立っているイメージ。
刻々と変わりゆく空の表情を眺めながら、恋しい人を想うひととき。まだ青みの残る空に一番星がキラッと光るところで終わる、みたいなね。


ということで、ドビュッシーならこの人!と思っているベロフの2枚を入手し、昨日から聴いてます。
実は、前奏曲集を通しで全部聴いたことは今までなかったのです。抜粋で何曲か聴いていただけで。
予想外に冬のモチーフが多いんだけど(^^;;)、まいいや。

ドビュッシー:前奏曲集第1巻

ドビュッシー:前奏曲集第1巻

ドビュッシー:前奏曲集第2巻

ドビュッシー:前奏曲集第2巻


これ、すご〜くいい作品集です。
とてもステキ!やはりベロフのタッチはとてもいい。この余韻の残し方といったら…。うっとりですよ。
優しくて、表情豊かで、実にオシャレな音。ところどころジャズっぽかったりする部分も絶妙なのだ!イイ!
お勧めです。