奈々子卒業

春ですねぇ。
大河内奈々子しゃんがN響アワーのアシスタントを卒業してしまいました。
あのたどたどしく噛みっぱなしの進行も今日で最後と思うと、感慨深いです。
在任期間1年だそうです…短いっすね?
あの噛みっぷり&駄洒落が通じて無さそうなトコが池辺先生のお気に召さなかったとかなのかしらん?


いまやTVではコレくらいしか観てない…というほど、N響アワーが楽しみな私ですが、1年前には自分がこんな番組を好きになるとは思いもよりませんでした。
クラシックにハマリたての私が、この番組にムチュウになった時、そこにいたのは奈々子しゃんでした。
その時(ってか、今でも)私の彼女に対する認識はただ一つ。
「ぐっちょん(よゐこ浜口優ですよ)に惚れてる女」(=ヘンなシュミ)
ってのだけでした(笑)。
いかにも音楽に疎そうだし、番組的には違和感あるんじゃないかとずっと思っていたんですが、そんな部分も結局はなんだか楽しいものでした。
クラシックのことなど右も左も判らない私と同じように右も左もわからなそうな奈々子しゃんの存在が心強いような気がしたこともありました。いつになっても…とうとう最後までキョトンとしてる感じだったのはご愛嬌ですね。
彼女と過ごした日曜の夜を、私は忘れません。それは私とクラシックとの嬉しき出会いの場でしたので。
短い間だったけど、とっても楽しかったですよ。奈々子しゃん、ありがとう!


今日のN響アワーは2005年度放送のリクエスト特集だったんですが、10位と1位にアシュケナージの指揮が入ってました。
10位は阪神淡路大震災10年目の特別公演でのモーツアルトのレクイエム、1位はレーピンをソリストに迎えたベートーベンのバイオリン協奏曲です。
1位の演奏はイマイチ…オケとソリストが合ってないような気がしましたが(オケは重いのにレーピンは走り気味みたいな)、1位だったってことは、支持が多い演奏だったってことなんだし、これでいいんでしょうね(え?)。
レーピンの演奏姿は、なんだかバイオリンがちっちゃく見えます。
彼はキーシンと同期の神童仲間で、当時はキーシンとレーピンとマキシム・ヴェンゲーロフとでよくつるんでいたようです。
とはいえ、この3人の関係を端的に言うとのび太ジャイアンスネ夫だそうで(笑)。もちろんキーさんが野比のび太なわけですが、このレーピンは見た目も態度もジャイアンそのもので、キーシンはよく髪の毛引っ張られたりしていじめられてたとのウワサ。
バイオリンは巧いですけどバイオリン弾きには見えないくらい、か〜なり男臭いヤツですレーピン。マッチョな演奏をぐいぐい聴かしてくれてました。
マイ・マエストロは、前髪が真っ直ぐに切りそろえられててヘンでした(爆)。


最後に奈々子しゃんが「私は〜とにかくアシュケナージさんが大好きなので〜1位をとったことが〜すご〜く嬉しいです♪」と頬を染めながらおっしゃいました。感慨深いものがありました。