ボクちゃんの所属する管弦楽団の第九演奏会がありました。(毎年恒例の男子高と女子高の合同演奏会です。かつて10年前にはお嬢もこのステージに立っていました)
今年はコロナ禍の中での開催ということで、ステージの上はオケのみ、合唱団は全員客席で歌うという方式がとられました。客席は2、3階席に設けられ、座席を空けてのソーシャルディスタンス。観客は出演者一人につき一名まで。それでも会場に入れずにあぶれたご家庭の方は前日のゲネプロを見る、という制限がかけられました。
我が家は幸い本番を見られることになり、私が代表で見に行ってきました。(他の家族縁者はライブ配信やのちに発売されるDVDなどで見られます)
秋晴れの佳き日です。
久しぶりの劇場。感慨深い。
座席の位置は3階席。
ステージまでは遠くてボクちゃんの表情は全然見えませんでした。オペラグラス持ってくるんだったー。でも、贅沢言っちゃあかんのよ。このご時世、無事にコンサートを開催することができて、生で演奏を聴けるだけでもありがたいのですから!
まずは合唱部のステージ。
いままで聴き慣れていた演目とはちょっと趣が違っていて、すごく文学的な楽曲で、興味深かったです。世界観が独特で、グッと気持ちが引き込まれました。歌も巧い!最後に男女混声で「レ・ミゼラブル」の「民衆の歌」を歌ったのですが、これがまた素晴らしかった!若者たちの熱い歌声に打たれ、涙がじわーっと溢れてきました。見事でした。
続いての管弦楽団の演目は…
リストの「ハンガリー狂詩曲 第2番」
ヘンデルの「メサイヤ」より「ハレルヤ」
ベートーベンの「交響曲第9番 第4楽章」
恒例の〆曲「ふるさと」。
「ハンガリー狂詩曲 第2番」はバラエティに富んだ面白い曲ですが、かなり難しいと思うのよ。でも、しっかりまとまった、精彩のあるいい演奏でした。ソリストが素晴らしくて、決めるべきところがバシッと決まってたのが気持ちよかったです。
ベートーベンの第九は、無難にまとまってました。高校生の第九はお嬢が演奏していた時から何度も聴いていますが、私にはあまり差がわからないんですよ。いつもちゃんとまとまってるなーって思う。私自身が聴きどころをよくわかってないせいかもしれないけども(慣れで聴いちゃってるというか)。
なんにせよ、無事に演奏できて良かったです!
最後の「ふるさと」の大合唱を聴きながら、いろんなことを思いました。感無量。
お嬢もボクちゃんもこのステージに立つことができた、ということが本当に嬉しくて。オーケストラの一員として演奏会の舞台に立ち、たくさんの観客の拍手を浴びるなんて経験は本当に貴重です。青春の一時期に、この喜びを味わうことができたことに感謝しかありません。きっと一生の思い出になるよ。
…って、来年もありますけどね!ステージはまだまだ続きます。