昨夜、NHK・Eテレで再放送をしていた、シリーズ「日本人は何を考えてきたのか」第3回・森と水とともに生きる〜田中正造と南方熊楠〜を見ました。
南方先生が大好きなので、まぁ、特に目新しいこともないだろうけど…と思いつつ、なんとなく見たのですが、これがなかなかいい番組でして。
簡単に言うと、日本の思想史をわかりやすく解説してくれる番組なんですが、お勉強的ではなくて、アプローチが詩的、というかね。
一人の人間が紡ぎあげた思想の宇宙を旅するようなロマンティックな演出が実によかったです。
歴史人物二人を取り上げ、毎回違うナビゲーターと解説がつくという構成なのですが、今回は西島秀俊がナビゲーターで、中沢新一が解説でした。
ナビゲーターはとってつけた人ではなく、その人物に興味と関心を抱いているという前提があるようで、なかなか熱の入っている取材ぶりです。
シリーズは再放送中ですし、続きもこれからどんどん放送されるようなのでご興味のある方は是非。
幸徳秋水と堺利彦や、大川周明と北一輝などの回もあるのですが、このあたりはめちゃくちゃ見たいなぁ。平塚らいてうと市川房枝もいいなぁ。ちなみにこの回のナビは田中優子先生で、解説が上野千鶴子先生だったりします。面白そう。
私がナビゲーターやらしてもらえるなら誰を選ぶかなぁ〜って、ちょっと妄想してみました。
まず思い浮かんだのは「石原莞爾と岸信介」ですね。
あと、「江戸川乱歩と横溝正史」!
「フェノロサとラフカディオ・ハーン」もいいなぁ〜
なんてね。
誰かやってくれないかしらん。