断捨離族なので、いろんなものを勢いで捨ててしまうのだけど、後々捨てたモノが必要になりまた新たに買いなおす…というケースがしばしば(わりと呆れるほどの頻度で)あります。
不思議と必要なものを捨ててしまうので、娘には「もうママは断捨離禁止だよ!」と言われてる(汗)。
でもねお嬢さん、ウチは狭いんだよ。なんもかんもとっておこうなんてムリなんですっ。
要はチョイスの問題なんだろうけどなぁ。
捨てたものをまた買う、ってのは圧倒的に本が多い。特にマンガ。
「日出処の天子」なんて、全巻(それもかならずカドカワのあすかコミックス・スペシャルのやつ)を3回買って3回処分してる(汗)。もはや恐くて買えない。
山岸さんのは古事記シリーズなんかもものによっちゃ3回くらい買いなおしてるな。
最近、お嬢が「歴女」化し、歴史マンガが読みたいというので、オークションや古本屋でオトナ買いしてるんですが、実はこれらもすべてかつて持っていたものだというオソロシイ状態です(汗)。
しかもかなり好きだったのに…なんで捨てちゃったんだ自分(哀)←だからそれは繰り返し言いますが置いとく場所がないからなんですっ。
今月買ったもの(以下すべてシリーズ全巻)。
- 作者: 里中満智子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/02/13
- メディア: コミック
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大学時代にハマった大河マンガです。主人公は持統天皇。
今となってはトンデモ史観(聖徳太子は蘇我入鹿だとか、天智天皇は大海人皇子に暗殺されたとか、そういうのね)を信じてる身なのでwこうした記紀どおりの話をそのまま受け取れなくなっているのですが、それはそれ。
ごちゃごちゃになりそうな皇族の関係などもマンガ1つでバシッと頭に入ります。
背景を知ると、その人が歌う歌1つにも万感の想いが溢れているのを感じられて、万葉集などを読むのも楽しくなったものです。
長屋王残照記 (1) (中公文庫―コミック版 (Cさ1-16))
- 作者: 里中満智子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1998/03
- メディア: 文庫
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その続編とも言うべきもの。主人公は長屋王。
長屋王の事件は今では藤原氏による陰謀だとされているけれど、トンデモ派からしてみると、本当はそんなもんじゃ納まらない歴史の改ざんがあるような気もしますねぇ。
歴史の事実(出土品とか)によるともっと壮大な(たとえば藤原氏が実際の皇太子を謀殺する、というような)権力争いがあったんじゃないかと。
女帝の手記―孝謙・称徳天皇物語 (1) (中公文庫―コミック版)
- 作者: 里中満智子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1998/01
- メディア: 文庫
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さらに続編。孝謙天皇・称徳天皇の物語です。
父帝・聖武天皇の苦悩、藤原仲麻呂や道鏡との変遷もじっくり描いてあって従来の称徳天皇のイメージが変わります。
里中先生の昭和モノ(「積乱雲」とか「あした輝く」とか)も、中学生の頃からずっと持ってたのについこないだ煩悶の果てに処分したんですよ。
なのに、また買いそう(爆)。
自分が読み返したいってのもあるんだけど、娘に読ませなくちゃだろう…って思って。
昭和のことって子ども世代は案外知らないんですよね。「歴史」ってわけでもないし。
昭和モノといえばこちら。
- 作者: 安彦良和
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2000/03
- メディア: 文庫
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これもヤフオクでオトナ買い。
学生の頃、石原莞爾や川島芳子のことを好きで調べていて出合った作品です。この時代は一番食指が動きます。
基礎知識がないとかなりハードル高い作品ですが、その骨っぽさが実にイイです。絵もオシャレだしね〜。
そして、こちらは新発見。
イシュタルの娘~小野於通伝~(1) (BE LOVE KC)
- 作者: 大和和紀
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/08/11
- メディア: コミック
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何か面白そうな歴史マンガはないかなーと探してて、初めて読んだのですが…
これメチャクチャ面白いです!!!!強力おススメですよー。
舞台は安土桃山。。主人公は実在とされる謎の人物・小野お通。
織豊時代のオールスター続々登場です。
お通がとにかく魅力的。未来志向のポジティブな女性を見る清々しさもあって、大好きになりました。大和先生の漫画らしく、作画も繊細で見惚れます。
ただ、夢中になって読んでて途中で愕然としたことが。
これ、まだ連載中なんですよぅぅぅ〜〜〜。
続きが読みたいのに叶わないんですっっ(涙)
オークションで全4巻ってのでまとめて買ったからてっきり完結してると思ってたけど違ったのダ。
でも、ラッキーなことに5巻が発売されたばかりで、急いで本屋に買いに走りました(今度からちゃんと新刊買います(汗))
次回作は11月だそうです。
……遠い……。
久しぶりに発売日が待ち遠しい漫画に出合えたことを喜ばないとね。こういうの「のだめ」以来だなぁ。