ポタの関連本です。
魔法界の子どもたちがベッドタイムストーリーとして聞かされる話、という位置づけの童話集。
人間界で言う「グリム童話」みたいなものですかね。
もとはルーン語で書かれていたもので、ハーマイオニーの訳で新訳版として出たのがこの本ってことになっているのが嬉しいじゃないですか。
5つの教訓的な物語が入っていて、そのそれぞれにダンブルドアの解説がついているのが感激です。
こんなところで再び校長先生のお説教が聞けるとは!
童話ですので、ものすっごく簡単に読めてしまいますが、このダンブルドアの解説に魔法使いの固有名詞や参考文献などが出ているので、ポタ世界の重箱の隅つついて楽しむ空気も感じられて面白いです。ルシウスと犬猿の仲になったきっかけなどもわかるのよw
ステキな遊び心で作られた本です。
最後に収録されたお話「三人兄弟の物語」は、「死の秘宝」本編で出てきた話です。再び読んで、しみじみと心に響きました。
ちなみにこの本の収益は、慈善団体「チルドレンズ・ハイレベル・グループ」の支援にあてられているそうです。