これぞ手前味噌

昨年、こちらの↓イベントで作った手作り味噌。

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 正月には食べられる、ということだったのですが、自作発酵食品初体験の身としてはどうにも蓋を開ける勇気がなく、そのままさらに4か月ほど放置。
5月になって、そろそろ開けないとヤバいんじゃないか?と、思い切って蓋を開けてみたところ、中はドロドロした茶色の汁に満ちていて、口に入れるにはかなりの勇気がいる感じ。
ああ…これ食べるのちょっと無理かも…
と弱気になり、再びそっと蓋をし、全部廃棄しようとしたところ、旦那が
「え!ちょっと待って!捨てる前に一応食べてみよう」
と言って味見をしたところ、
「めちゃくちゃ美味しい!」
というので、恐る恐る私も食べてみたのです。
それが!なんと!

今まで食べたことがないくらい美味しいお味噌で!!
捨てるとか冗談でしょ!っていきなり豹変。大感動。
溜まってた茶色の汁(いわゆる「たまり」ですね)を知らずに捨てちゃったというのを後になって知って大後悔でした。貴重な「たまり」を…無知って怖いわ…。
こちら、残りわずかになったお味噌を記念撮影。

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ホントにもーーすっごく美味しいんですよ。
時間置いた分、赤味噌風になってて、コクがあって深みがあって。お味噌汁に入れると、染みわたる滋味でありました。


ということで、「手作り味噌はすっごく美味しい!」

と、知った私は、今年も暑くなる前に自作味噌を仕込みました。
今年仕込んだお味噌は2樽分です。

こちらは去年とは違うお味噌屋さんで講習を受けて作ったもの。

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宇都宮では有名な「青源」さんで仕込んだお味噌です。

味噌づくり教室に参加して、ほかの参加者の皆さんと一緒に作ったものです。お味噌屋さんの方で分量を量っておいてくれたり、豆を煮ておいてくれていたりするので、すごくやりやすいです。でも、自分で作った!と完全には言えないかな、って気持ちもあって。

なので、もう一樽は、去年のお味噌づくりの時に教わったレシピと本で調べたレシピのいいところを取り入れて、自分一人で仕込んでみました。これぞ完全オリジナル。

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大豆を一晩水につけて煮て…

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煮た大豆をフードプロセッサーで潰して、塩麹に混ぜます。

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こちら、使用した麹です。

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少しづつ、空気を入れないようにして仕込みます。

味噌仕込み用にちょっと奮発して野田琺瑯のストッカーを買っちゃった!

気分が上がる~♪

 

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最後に表面に振り塩をして、パストリーゼ(アルコール消毒液)で、除菌してから蓋を閉めます。

 

お味噌が出来上がるのは秋です。
楽しみ!早く食べたいなー。美味しいお味噌だけでなく、待つ楽しみも味わえて一石二鳥ですね。
今はもう手作り味噌がなくなっちゃったので市販のお味噌を使っているんだけど、自分の作ったお味噌じゃないと物足りません。家族もみんなそういう。自分で作った味噌が一番おいしい…って、まさにこれぞ「手前味噌」ってやつだなぁと実感しております!