始動の季節

今日は新しい仕事が決まり(ずっとやりたくて狙ってた仕事!)すごく嬉しい日でした。
今年度に入ってから…というか、グルテンフリー生活をはじめてから、グン!と精神的にも肉体的にも元気になり、なんだかいろんなことにチャレンジしてみたくなって動いてるのですが、一つ一つ実現してゆくのが楽しいです。
今回決まった仕事の他にも、秋からもう一つ新しい仕事も入るし、全く経験がないんだけど憧れていた習い事も新しく始めたし、ブログチャレンジもしてるし、創作もしてるし、Twitterも始めたし、久々に…5年ぶりくらいかな?どんどんヤル気に満ち溢れてきてます。
…っても、調子にのるとすぐへたれるタイプでもあるので、慎重にムリせずやっていかないとね。
今やってることがそれなりに形になるには1年後とか2年後とか長いスパンがかかります。だから、今現在の状況であれこれ迷わずに、とりあえず今は、がむしゃらにやる。それだけですね。好きなことばかりなので、忙しくても大丈夫!


【本日のSS】


お題:007

「アイロン」


********************

 

3限の講義は睡魔との闘いだ。僕はその闘いにあっさり敗れた。
肩先をつつかれて慌てて飛び起きると、西洋文化史の教授がしかめ面をしていた。
「そんなに退屈かな?私の講義は」
血の気が引いた。
ヤバい。この単位が取れなかったら留年決定だ。
どうにか心象をよくしないと!
「えっと、あ、あの…」
しどろもどろしていると、隣から
「教授!」
と澄んだ声が聞こえた。
「彼は徹夜のバイトがあったんです。苦学生なので大目に見てあげてください。聞き逃した講義の内容は、後で私が教えておきます」
「ほう。キミはいい彼女をお持ちですね。彼女に免じて今日は許しましょう…次はないよ」
教授は肩をすくめて遠ざかっていった。

「どうにかセーフ?お礼になんかおごってよ」
彼女は右手を伸ばして僕の頬にいきなりギュッと押し付けた。
「な、なに?」
「アイロン」
「え?」
「ほっぺたに寝跡がついてるの」
僕はされるがままに彼女の手のひらの体温を感じながら「パフェでいい?」と呟いた。

(409文字)

 

********************

「アイロン」を、ちょっとそのまま使うのでは能がないなと思って…
ムリがある感じになりましたが、まぁ、いいんじゃないでしょか。
ありきたりでは嫌だと思う気持ちが大事w