過ぎゆく時の中で、君はどこに行くのか。

ハロウィンも終わり、今年ももう11月になってしまいましたねぇ。

あっという間に年の瀬になりそう。
ご無沙汰しております。こんなにブログを更新しなかったのって今まで無かったなーってくらい、サボってしまいました(汗)。
一度サボり癖が付くと、なんだかもうスルスルと日々は過ぎてゆく。
書かれなかった日々は、跡形もなく流れてゆく。
書かなかったこの一か月間にあった印象的なことを覚え書き風に書いておこう!と思ったりもしてみたものの、これと言って特に何があったわけでもなく。
私はホントに日々何をしているのだろう……という情けない思いばかりをつのらせて、秋の陽だまりにポツンと佇んでゆっくりと老いてゆくような気がしていますよ。
かつてのトキメキと意欲に満ちていた日々はいったいどこにいってしまったのか。いまさらながら、あれを「若さ」というのだなぁ、などとうっすらと思ったりして。
「オレの青春は終わったけれど明日もあさってもオレはやって行くから」と、ミヤジが「覚醒」で歌った年齢は37歳だから、もういいかげん私の青春は終わってて当然なんだけども。一周廻って今や元気溌剌なミヤジがうらやましい。
とりあえず、近況代わりに「最近の特筆事項ベスト5」を覚え書きのように書いておきます。

 

1 断捨離
今や断捨離だのシンプルライフだのミニマリストだのの話を見聞きすること自体が趣味と化しています。憧れが高じてミニマリストの生活スタイルを眺めることで満足しちゃってる。自分もそうありたいと思いつつ、まだ何か吹っ切れずに片づけは遅々として進まず。とりあえず片っ端からそれ系の本を読みまくる日々です。
でも、今月はかなり持ちものを処分しました。長年懸念だった、押入れの中を占拠していた段ボール何箱分もの文庫本を、ほとんど処分しました!十分の一くらいになった。愛着あって捨てられず、とりあえずとっておくことにしたのは横溝正史の杉本版、片岡義男の角川版、アイリッシュ、ラブゼイ、オースター、ダン・ブラウン、柳広司など。アイリッシュに至っては、ボロボロになって読みにくくなっていた文庫本の同じものを新しく買い替えりなんぞして永久保存版の勢い。持ちものを少なくする中で、自分にとっての大事なものがはっきり見えてくるというのはホントですね。

 
2 麻雀
以前から麻雀がメチャ好きなんですが、ちょっと本格的に始めました。毎週末の家麻雀のほかに師匠さんのとこに教わりにいくようになっていて、いずれ昇段試験を受けるつもり。そのレベルにもってくまでどのくらいかかるかわかんないけど。とりあえず今はまだパッと計算ができない、という低レベルなので、そこを重点的に訓練してます。戦略的なことはまだまだ。
そこの雀会は年配のベテランさんが多いので、私の年齢でも全然若くてひよっこです。ごく基本的な手癖を何度も怒られたりダメ出しされたりして、かなり新鮮。年下の立場ってのは、楽でいいなぁーと久しぶりに感じてます。

 
3 NEWS
お嬢がコロッとNEWSに転びましたw一年前に私が転んだ時は、一緒に盛り上がってくれてはいたけれどそんなにハマってはいませんでした(そん時は、アルバム聴いて、シゲちゃんの小説読むくらいで、雑誌やTVなんかを熱心に見るって感じではなかった)。が、今やメッチャヲタ。CDやDVD、雑誌などの既発物をガシガシ揃えまくったり、ジャニショに駆けつけたりと、ガッツリいっちゃってます。ある時から急にズブズブ行くもんだから、はたで見てて面白くって、一緒に盛り上がってるうちにこっちもすっかり興味がなくなってたNEWSがだんだん好もしく思えるようになってきました。
ちなみにお嬢はマス担でG担。私はとりあえず、やっぱりコヤ担(どうでもいいレベルの)かw
またもや年末のジャニコンライブTV中継が楽しみな年末であります。


4 歴史漫画
歴史漫画にハマってます。最近読んだ面白かった作品ベスト3をあげてみよう!


●「ゴールデンカムイ」
明治時代の北海道で、日露戦争帰りの男とアイヌの少女と脱獄囚と陸軍とヤクザと土方歳三(!?)らが繰り広げる金塊探しの冒険バトル。過激すぎて時折「うぎゃーーー生理的にムリ!!!!」と思うことも多々あれど、そのパワフルな登場人物たちに振り回されるのが楽しくなってきます。


●「応天の門」
在原業平と菅原道真が、平安京の都に起こる様々な怪事件を解決してゆく冒険推理モノ。
ダンディなおっさん業平と、とんがった天才少年道真のコンビがすごくイイ!出てくる女性陣もみんな魅力的。平安京の暗い闇と暗躍する藤原氏の陰謀が絡み合う怖さにドキドキします。


●「天智と天武」
大好きな時代の新解釈(トンデモ)モノ。しかも私がずっと支持してきた「聖徳太子=蘇我氏説」を取り上げた作品なんですが、馬子ではなく入鹿をもってきているところがエキサイティング。これはもう、どう考えたってこれが史実でしょ!じゃなきゃオカシイ。ってくらい、上手く描かれています。入鹿ファンの私はもう、とにかく入鹿の美貌が嬉しい。めっちゃ美男子wこんな入鹿は初めて見た!でもってちょっと腐女系(これ連載してたの青年漫画誌なのに…)
大学時代、「天上の虹」を読んで夢中になって、それがきっかけで飛鳥に憧れて奈良を訪れたりしたけれど、今ではもう歴史観が違いすぎちゃって、「天上の虹」の世界には戻れなくなってしまいました。
なんというか……非常に残念です(涙)。
名作であることは変わりないのだけどね。
同じように、司馬先生の「竜馬がゆく」も、昔は大好きで夢中になって読んだけど、今では読めないです。「トンデモ歴史本(と言われていても、実際はこっちが真実だと思われる)」を読み過ぎちゃって、竜馬の印象がまるで違ってしまったので。
全てのものは移り変わってゆく……というのは、世の常なのだろうけれど、まさか歴史(過去のもの)の見方までこうもガラッと変わってしまうとは。わかんないもんだなぁーでも、だからこそ面白いなぁと思いますね。

 

ちなみに永遠のマイベスト歴史漫画は、安彦良和先生の「虹色のトロツキー」です!
安彦さんの”近代史3部作”である「王道の狗」も明治時代のアイヌ、自由民権運動、朝鮮史を描いていて面白いし、「天の血脈」も古代史と近代アジア史を混ぜ込んだ作品で、私の大好物がテンコ盛りです。

 

5 RESTART/今を歌え
エレカシの新譜シングルが発売されました。両A面(って言い方、今でもする?死語だよねぇw)扱いなんだけど、どちらも今の私の気持ちにメチャメチャ合っていて……マジでもう「カチッ」って音がしたくらいジャストでハマって、聴いた途端に涙ポロポロ。
いやーーーミヤジはすごいなぁぁぁ。私の心、全部お見通しじゃん(爆)。
大事なのは「今」。「今」戦え、「今」飛びたて、「今」輝け…と静かに闘志を湛える”今でしょソング”「今を歌え」。
でもって今いる場所はもうオノレの証なのだから、ここから出発するんだ!一度しかない人生、勝負に出てみるんだ。ここからまたリスタートだ!ってな勢いのファイティングソング「RESTART」。

どっちも素晴らしいっす。
言葉自体はありふれていても、ミヤジが歌うと俄然輝きだす。尋常じゃないくらい輝くんだよ。それが真実の言葉だからなんですよね。絵空事じゃなくオノレの血肉から切り取ったことが歌になってるから、簡単に言えば説得力があるのだと思う。ある種の言霊さね。だから癒しのチカラも半端ないの。エレカシを聴いていると生き返る感がある。

 

「今を歌え」のPVがオフィシャルで解禁になったので貼っておきます。
どっちかっていうと「RESTART」の方が曲自体はノリが良くて元気が出るんだけど、いかんせんMVがドイヒー(極端に悪ノリw)。見るのキツッー。やってる本人楽しそうだけどねぇ。こういう余分なことしてくれちゃうのがまたエレカシクオリティ。いや、そういうところも愛らしくていいんだけどネ。

 

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