エレカシ宇都宮公演!

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エレカシの30周年全国ツアー、我がホームでのライブに行ってきました!
「ライブって、苦手…」というのがデフォルトなんですが、なぜかホームにエレカシが来る!となると、ワクワクと楽しみで、なんかもう、ライブに行くっていうよりかは、「ウチにエレカシ遊びに来てくれるってよ!うひゃーマジで?!」的な嬉しさで、かなり前から首を長くして待っておりました。
前の夜には「ご当地限定Tシャツが売り切れてて買えない」という夢を見て焦りまくったりして…なんかもう、ウブな中学生みたいな盛り上がり方。
夢が正夢になると困るので、当日は物販開始時間の30分前(ライブの3時間前)に会場に行きました。

自転車でちゃーーっとね。

エレカシのライブに自転車で乗り付けられる衝撃!シアワセすぎる!!

 

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いつもののんびりした公園の午後。同じ敷地内にエレカシがいる嬉しさ。


早めに行ったというのにすでに物販は長蛇の列でした。
「やべー。正夢か?」と思いましたが、なんのことはない、Tシャツは余裕で買えました。
ちなみに、ライブ後にもまだ売ってましたので、数に余裕はあるみたいですね。
…て、もしかして栃木だからTシャツ売り切れてないのかもしんないけど(汗)。
この色だしー↓↓

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うーん、これはラクダ色……だね?
えーーっと。いや、たぶんこれ「栃の実」の色でしょ?ナチュラルテイスト。うん。きっとそう(強引)
(注:調べたらどうもこれ「餃子の色」のようです。( ´_ゝ`)フーン)


とりあえず物販でTシャツとパーカーをゲットし、いつもの図書館(コンサートホールの隣が市立図書館なんです)で、しばしのんびり読書タイムを過ごしながら、ライブ開始を待ちました。

 

ライブ開始は5時30分。わりかし早い。東京方面からの遠征組さんたちが余裕で終電間に合う時間設定ですね。
席はかなり前方。バッチリ見える。
肉眼でミヤジの表情までしっかり見ることができました。
ミヤジはさっぱりと髪を短く切ってメチャクチャ男前になってた!!
この髪型めっちゃ好きだ!+。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。+゚
えーっと、デビュー間もない頃の髪型…っていうか、アルバム「エレファントカシマシ5」の頃の感じですかね。↓

 

エレファント カシマシ 5

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カッコ良くて可愛くてお猿ちゃんみたい(ん?)で、とってもお似合い。
常々、ミヤジはどうも髪の毛に頼っているなぁ…男男と言ってるわりにはそこはちょいと男らしくないのではなかろうか?的なものを感じていたので(失礼!)、この潔い髪型には非常に好感を持ちました。
というか、単純にもう50過ぎのオッサンなので、こざっぱりしていた方が断然きれいだし若々しく見える。
実際、ミヤジは実年齢がウソみたいに若々しかったです。体力気力が若者以上!
ステージパフォーマンスも縦横無尽だし、声はめっちゃ出ているし、音も外さず安定しているし、元気パワー炸裂で疲れ知らずの驚異的ステージでした。
は~。同じ歳だというのが信じられない。
見てるこっちは立ってるだけなのに足ガクガクしてますからね。
ステージを見て「元気がもらえた」ってのはよく聞くけど、まさにそんな感じ。なにかもうある種の奇跡を見ているようで、ただただ圧倒されました。
っていうか、自分の元気の無さを痛感した。
これじゃ、ダメだろ。宮本くん見てみな?って感じ。一つの目標のように輝ける存在であります。

 

ミヤジの気分がノリノリなのか、30周年の区切りでこの先へダッシュ!という気持ちがあるせいかわかりませんが、セトリがまた前向き元気ソング&パワー炸裂ソングのテンコ盛りでした。
私が常日頃心のよりどころとしているダメ系ソング(コタツにくるまって小鳥の声を聞いたりドブの夕陽を見たり「こんなのつまんねぇ」とか「出てきて説明せい!」とか「まったくもってしょうがねぇ」なんて言いながらただ笑うだけの無様なオレがいる世界)は一切なかったですねぇ。
でも、今の私にはこのセトリで良かった。キラキラとした勢いのあるいいものをたっぷり聴かせてもらった気がします。
エレカシには名曲がありすぎて、てかほぼ全部素晴らしい曲なので「あれがなかった。これも聴きたかった」言ってるとキリがない。だから、当人たちが選んで聴かせてくれるのを粛々と聴く、というのが一番納得する。個人的に聴きたい曲は、自分でプレイリストに組んで独りで聴くからダイジョブ。(そういう意味では今回のセトリは私が自分のプレイリストに入れない曲が多かったので新鮮です)
大好きな「ハロー人生」が聴けて良かった。
「風に吹かれて」はやっぱりジーンとくる。
「Destiny」は聴くたび好きになる(最初のハードルが低かったせいもあるかも)。
ものすごい勢いで歌い倒した「RAINBOW」、「生命賛歌」のド迫力パフォーマンスも忘れられない。舞台袖ギリギリまでやってきての咆哮にシビレました。
どの曲も聴けて良かった。
文句なしに素晴らしいライブでした。
しかもミヤジは御機嫌でよく喋ってくれた。石くんに借りたアイフォンで自撮りばっかりしてた話や、プロモで裸体に金粉塗った話(?!)や…宇都宮が「実に関東の街という感じ」と言ってくれたのも嬉しかった。
そうよ。同じ関東平野だもん。
この平べったい街に沈む夕日は、きっと赤羽とも似てる。

 

と、最高のステージを楽しんだのですが、それとは別に、言わずもがなですがやっぱり私はライブは苦手…という話を最後に書いておこう。
今回、座席の周りには遠征組が大勢いました。お仲間同士が多いようで、盛り上がり方も独特。始まる前からバンドT着た集団がワイワイガヤガヤ。(ちなみに私は日常着でバンドT着て外に出るけど、ライブ会場には着て行けない。いかにも踊らされてる感じがめっちゃイヤ。そういう自意識(汗))
ホームだけどアウェイ感満載で、すでにこの時点でどことなし精神的に引け目を感じましたが、いざライブが始まると、この集団が、決まったところで揃って拳を振り上げたり手を振ったり拍手したり、「サヨナラさー」みたいな歌詞のところで一斉にバイバイジェスチャーしたりするもんだから癇に障ってしょうがない。
なにこれ。ダッさ。
こういうのがマジでイヤ。勘弁してよと思ってしまう。
しかももれなくオバサンだ(私もオバサンだからこれは差別して言ってるんではないよ。いいオトナが雁首そろえてそれか?という違和感)。
そういう集団に囲まれて、意地でも同じアクションをしない自分が次第に「うーん…私、なんか水差しちゃってる??」みたいな雰囲気になっていくのがまたツラい。
あっちがやりたいようにやってるのと同じでこっちもやりたいようにやってるだけなのに、こっちだけ「ノリ悪っ」「空気よめないツマンナイ奴がいるよ」「楽しもうよ」なんて思われているかも、と思うとくじけそうになる。
目の前でぶんぶん腕振り回されて視界遮られてるのはこっちなんだけどね。大好きな歌をバックにヘンな集団行動を見させられて世界観ガタガタだし。もうホントマジで気にしたくないのに気になる。

こういった、ライブの内容とは全然違う低次元のところでムカムカするのだから、始末が悪い。しかもいつもだ。
わかってる。くだらないことを言ってるのだということは。いつだってオノレの小ささに打ちひしがれておりますよ。

でもさ、そういうところじゃない?そういう感性じゃない?大事なのって。そういうこだわり捨てたらもう、立ち行かないじゃないの。こんな人間だからエレカシが好きなんだよ私は。

君はどうだ?違うのか?違うのか?

 

私はイイ歳こいてかなり「中二病」で、自我が強すぎるのだろうと思う。
どう転んでも集団で揃って拳を振り上げることはできない。
そんなマスゲームみたいな盆踊りみたいなお遊戯会みたいなダサいこと、できるわけない。
しかも思い入れが強いエレカシの曲で、ですよ。

ムリ。


ライブに行くたび私の中のエレカシとそこにいる人たちの好きなエレカシってベツモノなんじゃないかと思ってしまう。同じ精神性を持っているとはにわかに信じがたい。
一言でいえば「ファンもいろいろ」。ただ単にそういうことなんだけど。(家に帰って思いっきり愚痴ったらボクちゃんに笑顔で一言言われた言葉が「ファンもいろいろだよ」でした。うーーん、オトナだな)

入場前に並んでいた時、後ろにいたカップルの話が耳に入ってきたんだけど、それが印象的だった。どうやらかなり前列の席の人みたいで…

 

男「前の席だから座って見てたらダメ?立ってノリノリでとかって嫌なんだけど」
女「みんな立つよ。座ってると目立つと思う。」
男「えー。なんかそういうの強制される感じで嫌だなぁ。好きに聴いていいじゃん」
女「まぁ、感じ悪くなければいいんじゃない?」
男「感じ悪くするのって、逆に難しくない?どういうことしたら感じ悪くなるわけ?」
女「うーん。寝てる…とか。」
男「あー。それはね。でも、ただ座って聴いてるのって感じ悪いかな?エレカシってそういう人たちじゃないはずだったじゃない、昔は”おとなしく座って聴け”って言ってたんだし」
女「そうだねw」

 

この会話を聴きながら私も内心うんうんと頷いておりました。
そうさ、ミヤジは昔「座って聴け!」と、言ったんだよ。客に煽られるのが嫌いだった。
でも、こんな当たり前の事を言っただけで横暴だと話題になるほど、ライブというのは客がのさばってるのがフツーな場所なんだよね。
へんなの。
こっちは客の自己主張なんか見たくないんだよ。
…と思っても、皆と同じように拳を上げない私こそ「自己主張」している、といえるのかもしれない。どっちの自己主張が迷惑かけてるかっていえば、視界を遮ってる方が明らかに迷惑なんだけど、もしかしたら私の方がノリの悪い奴がいるってことで迷惑なのかもしれんし。だって仮にライブ会場がみんなおとなしくシーンとしてたらそれもヘンだろうもんね。シーンとしてる中で「ガストロンジャー」歌ってるのを見てみたい気もするがwそう考えるともはや自分の立ち位置が正常なのか異常なのかもわからなくなってくる。
こういうことを言っていること自体がやっぱり中二病なんだろうな、ってことだけはわかる。
愚痴、長くなった(汗)。
いつになったら大人になれるのだろう。立派な大人になりたいな。