夏の終わりの東北旅行 その3

宿を出てさらに南下し、福島県会津にある「大内宿」へ行きました。
ぐんぐんと山を分け入ったその先の、深い山あいに突如として現れる江戸時代の宿場町の町並みが、まるでワンダーランドです。

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行く途中、気持ちの良さそうな渓流がありました。

 

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思わず川辺に降りて行ってマイナスイオンを浴びてきましたが、戻ってきたら「危険!」の看板が立っているのに気づきました。あちゃー。この辺り鉄砲水が出て危ないので、むやみに川に降りないようにとのことです(汗)。

 

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大内宿。
思った以上に人出が多い!車を停めるのにも渋滞です。大人気観光地なのですね。

 

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道の両側にある家々はそれぞれみんなお店や食事処をやってます。
一軒一軒覗いて回るのが楽しい!

 

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途中、大きな鳥居がありました。
鳥居の両脇に社号標が建っているのだけれど、左のものは古峰神社、右のものは高倉神社と書いてある。
え??
なんで古峰神社の社号標がここにあるの?!ビックリ!!
古峰神社は栃木県鹿沼にある神社で、(ブログでも何度も書いておりますが)我が家の崇敬神社なのです。会津にある大内宿とどんな関係があるのだろう?高倉神社との関係も気になる。ってことで、速攻ウェブ検索したのだけれど、全然わかりませんでした。謎。
でも、遠い旅先の地で思いがけず我が家の守り神様がひょっこり顔を出してくれたことが、すごく嬉しい。終始見守られている感がありました。

 

この鳥居は高倉神社のもので、これが一の鳥居。二の鳥居は、少し先のこんもりとした林の中にありました。

 

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道の右側にある鳥居がそれです。
そのさらに先の鬱蒼とした森の中に高倉神社があります。

 

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高倉神社の御祭神は高倉宮以仁親王後白河天皇の第三皇子)です。
高倉天皇(こちらは第7皇子。以仁親王の腹違いの弟ですね)ではないので要注意!
大河ドラマ「清盛」では、以仁親王柿澤勇人が、高倉天皇千葉雄大が演じてましたね。(俳優の顔で覚えるとイメージつかみやすい(^^;)
いずれも気の毒な皇子たちですが、天皇にもなれず、清盛に対してクーデターを起こして討たれた以仁親王は輪をかけて悲劇の皇子というイメージ。平家が皇子を討ったことを隠ぺいしたために落人伝説が各所にあって、ここ大内宿も皇子が逃げてきた場所だと言い伝えられているそうです。

 

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神社の裏手に御神木がありました。樹齢800年の大杉です。
荘厳な「気」が満ちているのをありありと感じました。


参拝を終えて再び大内宿のお店巡りです。
ここはお腹を空かせていくべきところですね。食べ歩きが楽しめるので!
旅館の朝ごはんでお腹いっぱいだったのですが、食べてみたいものがあちこちで売っているので、ついつい手が伸び…じゅうねん味噌を使った棒付き焼きおにぎりみたいな「しんごろう」を食べたり、あんこの入った焼き餅を食べたり、ラムネ飲んだり、栃の実煎餅を買ったりしました。

 

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こちらは本家玉屋さんの黒米入りきんつばです。これがめちゃくちゃ美味かった!マクロビ的な味わいです。100円という安さのわりにはすごくボリュームがあって満足の食べごたえ。
この玉屋さん、建物は築400年以上で、その昔には以仁王が草鞋(わらじ)を脱いだとされる伝承があるんだそうですよ。以仁王の落人伝説ここにもあり、ですね。

 

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お昼は「三澤屋」さんで、名物の高遠そば(ねぎそば)を食べました。
これ、長ネギをお箸代わりにして食べるお蕎麦です。っても、ちゃんとお箸も付いてきますので、食べにくいなーーと思ったらお箸にチェンジすることもできます。
右側のはそばがきです。おそばは大根おろしが、そばがきは生姜が効いててすごく美味しかった!

 

ランチ後、高速を使わずにのんびりと山道ドライブを楽しみながら家まで帰りました。
1泊2日の小旅行でしたが、旅館もお風呂も食べたものも大満足の、楽しい旅でした。