「ハリーポッターと呪いの子」

ちょっと早めのステキなクリスマスプレゼントが届きましたよ!

【Amazon.co.jp限定】 ホグワーツMAP付き ハリー・ポッターと呪いの子 第一部、第二部 特別リハーサル版 (ハリー・ポッターシリーズ)

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  • 作者: J.K.ローリング,ジョン・ティファニー,ジャック・ソーン,松岡佑子
  • 出版社/メーカー: 静山社
  • 発売日: 2016/11/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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あの”最終決戦”から「19年後の物語」を読みました!
ハリーの次男坊アルバス・セブルス・ポッターと、ドラコの一人息子スコーピオス・マルフォイが主人公の冒険譚です。

登場人物はオールスターキャストだし、新たなキャラクター(今までの登場人物に関係がある人ばかりなのですぐに馴染むし掴みやすいです)の魅力も満載。ストーリーもパンチが効いています。
オトナになったハリー、ハーマイオニー、ロンのキャラもブレてなくて凄くイイ!(場面変化で3種類のハーマイオニーが出てくるのだけど、それがもう最高に面白いです。ツボにはまったw)
なによりも主人公の二人、アルバスとスコーピオスがとんでもなくカワイイのようぅ。
ケナゲでイイ子で…でも、つらい思いをしてて。胸にジーンとくる。素晴らしいキャラ設定。こういうのがローリングさんの真骨頂だなぁと思います。

セブルスは相変わらずカッコいいし、ドラコがとんでもなくステキなパパになっています。そしてもう一人の宿命の子が…
ああ。これ以上ネタバレはダメね。
とにかく、物語の続きを見ることができたことに感無量でした。本当に嬉しかった。

 

最初、この物語の形式が小説ではなくスクリプト(戯曲)であることに、少し不安がありました。
正式な続編というよりも、スピンオフ感に溢れているような気がして。(舞台劇が先にあったので、脚本のまま出版したということらしい)
でも、その不安は杞憂に終わりました。ガチで見事な、王道のハリポタでした!
シリーズ最後を飾る堂々の完結編(ホントはもっと続いて欲しいのでこう書きたくはないのですが、作者のローリングさんがそう言ってる)でした。しかも予想をはるかに上回る面白さ!!
脚本なので、セリフ中心で回ってゆく登場人物たちが、さながら映画のようにサクサク動きます。小説のようにディテールが書かれていないので、全体的にはすごく軽い感じなのですが、その動きの「軽さ」は、スピーディーで心地よいです。これはこれで、今までのハリポタにはなかった新しい面白さですね。
嬉しくて興奮して思わず一気に読んでしまい、「うわ。もったいないことした!もっとゆっくり読めばよかった」なんて思ったり(^^;。

これで、親、子ども、そのまた子どもと、3世代にわたる物語が完成しました。堂々たる年代記ですよ。
ハリーの子どもたちのいる世界を実際に見せてもらったことで、従来のハリポタ世界に対する想像の翼はまた一段と広がりました。
ハリーの子どもたちは本編最終話にも出てきますので、存在は確かにあり、そこからいろいろな物語を想像することは今までもできたのですが、こちらが勝手に想像する物語と、作者の作り出す”公式”な物語では楽しみもその意味もまるで違いますからね。”公式”が増えることは、新たな湧き水の源泉を見つけるようなものなのです。それでかなりの間、潤うんですよwこれでまた爆発的に二次モノ作家も増えることでしょう。だって、アルバス・セブルス・ポッターとスコーピウス・マルフォイの可愛さといったら、これまでにはない魅力にあふれてますからね!
かつてローリングさんがチャリティで書いた気まぐれみたいなショート・ショート(シリウスとジェームズのバイクの話)だって、あれだけで3年間くらい食いつなげるような気がしましたからねwワタシは。

今から7年前、本編の最終巻を読んだ時の感想(ううー。自分で書いたのを読み返して感動してしまった…)で「19年後の物語」のことにも触れています。

freakyflower.hatenablog.com


当時から私にはこの部分がファンフィクションっぽいって感じてたのねw
その続き、7年後に読めるよー!って当時の私に教えてあげたいわー(´∀`*)