もの思う秋



「心よ」
八木重吉(「秋の瞳」より)


ほのかにも いろづいてゆく こころ
われながら あいらしいこころよ
ながれ ゆくものよ
さあ それならば ゆくがいい
「役立たぬもの」にあくがれて はてしなく
まぼろしを 追ふて かぎりなく
こころときめいて かけりゆけよ


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画像は近くの公園です。
二つ並んだベンチがなんだかロマンティック。
こんなところでゆっくり編み物したり、本を読んだりして過ごしてみたい……
といつも思いながら、ひっつめ髪でバタバタと、買い物袋をぎゅうぎゅう籠に押し込んだ自転車でこの公園の近くを通り過ぎるだけの毎日です。
なんとまぁ余裕のない。
私に優雅な日々は来るのか?なんでこうも時間がないのか?