カウントダウン2日

真心ブラザーズが歌ってる「のりこえるの歌」ってのがあるんですが。
この歌の詳細に関しては以下のまとめサイトを参照いただくとして
 会社行きたくない…オトナの心に沁みてくる「のりこえるの歌」


この歌を聞いたとき、なんだかちょっと悲しい気分になりました。
「今日を(やっと)のりこえた」という感覚の集積は、人生そのものをただ「のりこえて」ゆくようなものにしてしまいそうな気がして。
ある種の”やり過ごし”のような感覚で、一度しかない貴重な人生を過ごしてしまうってのは…どうなんだろう?
何のための人生か?
何のために、誰のために、あなたは人生を「のりこえる」のか?


こう思うのも、私がまさにこの半年の間、そういった「のりこえる」感覚で日々を過ごしてきたからです。
その感覚のせいで、経験も時間も無駄にしてしまったような気が(今となっては)しているわけです。
自分をダメだと思うのはこういうところだ、と感じている部分そのものなのです。
でも、仕事がツラい真っ最中である時期には、まさに「のりこえる」感覚無しでは、やっていけませんでした。
なので、この歌で癒される人たちがいるのはわかります。
辞められない仕事に従事している人や、逃れられない運命に向かい合っている人にとっては、今をとにかく「のりこえる」ことが、最優先であり、そうでないともたない、という現実があるのだから。
でも。
あとになって思うには、できうるならば、考え方の方向として、何かシンドイことやキツイことがある毎日でも、そこに自分らしく生きることや、楽しみを見出すことや、何かを積み重ねてゆくことを選んでゆけば、人生はもっと輝くのではないかと思うのです。
「のりこえる」感覚から「向かっていく」感覚になれたら、それだけでも主体的に生きていけるような気がします。
誰もが強いわけではない。私だってものすごく弱い。
だから、この歌を好きな人、この歌で癒される人を否定しているわけではありません。
自分への反省と希望も込めて、そう思うのです。


仕事は明日で終わりです。
今日はいろんな人にお別れの挨拶をして、私物を持ち帰りました。
どうにか「のりこえ」たのかな、と感じています。
でもこの半年をもう一度やり直せるなら、私はこういった感覚で過ごしたくはない。
もっと楽しく過ごしたい。切実にそう思います。
楽しく人生をクリエイトしてゆくのは、まだ見ぬ明日でなく、今が勝負なのです!
そのことを学べただけでも良しとしましょうか。


それにしてもね。
音楽を心の励みとして「のりこえる」ってのはありますよね!
私も思いっきりエレカシに助けてもらった。
ミヤジに感謝状送りたいくらいですよホントに!!
今日も曲を貼っとこう。
あちゃーっていうくらい泥臭いけど(^^; 大好きでよく口ずさむ歌です。
元気が出ます!
まぁ、「のりこえる」のも「突っ走る」のも基本”現実逃避”ってことに変わりはないのかもしれんけどね(^^; 勢いの差があるだけかw まぁいいや。
MVのミヤジがめちゃくちゃ可愛いのもポイント高いです。


明日に向かって走れ / エレファントカシマシ