今の自分を信じてみなよ


今にも雨が降りそうな曇り空の下、久しぶりにエレカシ聴きながら街を歩いていたら、なんだか急に自分が何歳でどこにいて何をしているのか何もわからなくなって途方に暮れる…という感覚に陥りました。


ふと見たショーウィンドウに写る自分はまぎれもなくオバサンで愕然とする。
脳内と現実のギャップが凄すぎて、まったく理解ができない。
軽くパニック。泣きそうになる。
幼い精神構造と脳内の19歳のままの自分を抱えながら、私は歳だけ取ってしまった。
歳からすりゃ大人すぎるほど大人のはずなのに、まだこんなに青い。絶望的に青すぎる。
私の子どもたちはどんどん素晴らしく成長してゆくのに、私自身はまったく成長していない。
カッコ悪い。
ダメな自分。


シアワセだとか悲しいとか楽しいとかツラいとか…そういうことにまったく関係なく、私は昔からずっと「ダメ」なままなんだ。「自分はダメなヤツだ」という意識がスゴイ。
もしかしてこれが自分の基盤なんじゃないかと思うくらい。

こうして一人でひたすら歩きながら、センチメンタルのどん底に潜ってはまた浮上したり、ダメな自分をくよくよしながら、すぐに開き直ったりして。そうやってこの歳まできた。それが私のデフォルト。だから、どこか安心もする。
ああ、私は今日も駄目なヤツだった…というド定番の中でホッとする。


これ聴いてたらね、無性に泣きたくなった。



表題はこの歌の歌詞から。
ミヤジにこう言われて、ちょっと救われたような気分になってる自分が恥ずかしい。
若い子ならともかくババアがこんなの聴いて泣くとかダメすぎるだろ。


ミヤジと私って同じ歳なんだよね…
あんなに危険物みたいに尖ってて脆くて透明だったミヤジも今では健康を気にしながら澄んだ声で生きる喜びを歌う爽やかなオジサンになった。
自分の思う軌跡を残せた人はいいな。ちゃんと歳とれるもん。
私はナニモノにもなっていない自覚があるからずっと精神年齢19歳のままどこにもいけない。
同じ場所でナニモノかになりたくていまだに足掻き続けてる。
歳をとろうが母になろうが私はしぶとく19歳で、しかも浪人生だ(という自覚がずっとある。自分のキャッチフレーズは「永遠の浪人生」だと思ってる…と、以前こちらのエントリでも書いている)。


ちゃんと大人になるために、何をしたらいいんだろう。
みんなはどうしているんだろう。
なんであんなに誰もかれもまともそうな顔してんだ?ホントにまともなのかなぁ。
謎。