「夜奔」上映


アジアのあな」のドリちゃんから連絡があって知ったのですが(ありがとう!ドリちゃん)、シネマート六本木の閉館スペシャルプログラムである「Last Present」にて、あの!マボロシの名作「夜奔」(邦題:夜に逃れて)が、上映されるそうです!
上映期間は 6/6〜6/12 です。


作品の詳細情報はこちら



この映画は私にとって忘れることのできない、エポックメイキングな作品です。
作品自体の質の高さはもちろんですが、明星迷としての自分的にも今でも極上の記憶とともにある。
私がこの作品と出合うきっかけとなったのは主演の黄磊のファンだったからですが、もしかしてあの時(なぜか一時的にw)黄磊萌えに陥ったのは、もしかしてこの映画に出会うためだったのではなかろうか?と思ったほど、さまざまな出会いがこの映画によって生まれ、いろんな人の人生を変えた感があります。
どのような映画なのか、あらすじや見どころなどは、書きたいことが多すぎてうまく説明できませんのでシネマートさんのサイトなどでご確認いただくとして(^^;、とにかく言えるのは、見て損はない、イチオシの名作だということです。


「夜奔」が「夜に逃れて」として(つまり日本語版で)上映されたのは、今まで、福岡の映画祭で一度だけです(2001年のアジアフォーカス。なんともう14年も前だ!)。以降はまったく上映の機会に恵まれず、とんでもない名作であるにもかかわらず人目に触れることなく放置されてきた、いわば「秘仏」のような作品です。
今回、シネマート六本木の閉館に伴い、秘仏御開帳の機会とあいなりました。
シネマートさんの紹介文にも「最初で最後の劇場上映となる可能性が高いので、見逃さないで欲しい」と書いてありますが、まさにその通りだと思います。
このチャンスを逃すと、中華版DVDで中文字幕で鑑賞するしかなくなります。
残念ながら日程的に私は見に行けないのですが、ご興味のある方は是非、この「最後になるであろう」日本語字幕付きの数少ない機会をお見逃しなく!


シネマート六本木公式サイト


それにしても、この作品の黄磊は「ザ・黄磊」っていうくらいのハマリ役でした。
当時、台湾映像界でセンシティブでインテリで優柔不断で弱っちい大陸人(簡単に言うと”清朝末期のインテリ文人”)を演じて大人気だった黄磊の、これは雛形のような役どころで、期待を裏切らない素晴らしさでした。いまだにこういった役どころを演じて彼の右に出る者はいないと思います。
黄磊の映画での代表作は「夜半歌聲」として紹介されることが多いですが、全然違う(あれはただのアイドル映画)。この「夜奔」こそが代表作だと思います。映画のね。ドラマではもちろん一世を風靡した「人間四月天」です(これも名作!日本語版は出ないのかなー)。
最近の「センセ」(黄磊のことを私はをこう呼んでいたw)は何やってるんだろうなぁ。
ますますお太りになってらっしゃるのでは?…と思いつつ、調べましたら……



なんと!めっちゃ若返っております(汗)。
どこのアンチャンか、ってくらいの勢い(ちなみに今年で44歳)。
お嬢とさくらんぼを獲った様子をブログで公開した、という5日前のニュースです。
相変わらず一家総出の芸能活動やってるようだよ(^^;
芸術家っぽかったかつての面影はどこへやら…今ではいいパパ、いい夫のアイコンとして大活躍です。
まぁ、いいんでないかいw センセらしいわ。

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