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芸人と俳人

Mattan


アマゾンで予約しておいた新刊が届きました。



「すばる」誌で連載してた俳句教室の単行本化です。
連載中に全部読んでいるものですが、あらためてまとまったモノを読んでみると圧巻です。
マッタン、勉強してるなーってw
でも、(私含め)俳句トーシロには、とてもいい企画でしたね。俳句に対する敷居の高さを払拭するにも一役買った感があります。
マッタンと一緒に一から勉強したっていう感覚も、なんだかステキだ。
残念(?)なのは、連載中にいっぱい掲載されていた写真がないことです(-_-;)
「写真がないってww文芸本に芸人の写真なんかいらんだろ」ってツッコまれそうですが…ちょっとガッカリしちゃったんだもん。


マッタンの作った句で、凄く好きなのがあります。


秋高しハウリングする拡声器


もうね、この秋の空の下にグワーッともってかれるよね。
これ、昔私が書いた小説のラストシーンの空気感そのままなんですよ。
遠くで聞こえる拡声器の声が次第に小さくなり、やがて空に吸い込まれてゆく…ってシーン。
世界の遠さとか、広さとか、自分の孤独とか、妙な充実感とか……そういうのが空に溶けてく「音」に呼応する。
音の広がりが、空間の広がり、そして心の広がりにつながってゆく。
この空は、めっちゃ高いよ。
青く澄み渡り、ポッカンとした秋の空だ。
マッタンの中にも私の描くのと同じ情景が存在してるのを思い、感激した一句でした。
いやもうそれは普遍的な感覚だよと言われればそうなんだけどw、ちょっとリンクしたみたいで嬉しかったのです。


芸人と俳人

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