「の」の字に思う


冬の日の枝のそのさき空の澄み



ボクちゃんのバイオリンのレッスンの帰り道。二人で歩きながらふと見上げた空。
街路樹のその先に、キレイに澄んだ冬空が広がっていて、枯れ木の高い枝で鳥たちが遊んでいました。
のびやかで、長閑で、心楽しくなるようないい風景。
「冬」ってのはすでに2月の季語じゃないんだけど、まだ「春」とは違うなと思ったので。


この句は静かな癒しのイメージを出しながらも、ちょっとした遊び心で軽快にして、雰囲気を明るめにしようと試みました。
「の」を、わざと多く使ってリズムを出してみたのですー。
どうだろう、くどいかな?(^^;


関係ないけど、台湾の人は「の」が好きですよね。
阿嶽の名曲にも「愛の初體驗」ってのがある。「の」が効いてる、って当時言われてた。
特に原住民の人は(書き言葉の)母語が日本語、って世代が台湾人よりも圧倒的に多くて(台湾人は復光後に台湾語に戻ったけれど、原住民の独自の言語には書き言葉が無かったので日本語教育が定着したらしい)、たぶん台湾の中でも最も日本語に近いところに属する人たちでしょう。
「の」の字を見ていると、彼らとどこかつながってるような気がして嬉しくなります。
その歴史的背景は決して良いものではないけれど…それでもそのわずかな「かつて兄弟だった」つながりが、恋する私には切なくも愛おしいのです。
そういえば沖縄のお祝いごとに使うお饅頭に、大きく「の」の字が書かれているのがありますよね。「ぎぼまんじゅう」っての。
あの「の」の字には何かご祝儀の意味合いがあるのかな?