おばあちゃんちの匂い


今日は地元にある「柚」という、古民家レストランにランチに行きました。
建物の半分は陶芸作品や和雑貨を売るショップになってて、中年以上の女性ファンが多そうな、なかなかオシャレなお店。
(実際、アラフィフ、アラカンのお姉さま方で店内は満席でした)
入るなりなんだか懐かしい匂いがしました。
何だろう、この感じ……って思いながら、お食事が運ばれてきたら、遠い記憶とピンポイントに合致した。
田舎のおばあちゃんちの匂いだ、これ。
お食事も、おばあちゃんが作ってくれたご飯の匂いなんですよ。
うわーーーって感動しちゃうくらい、テイストが同じだった。
母親も私も作れない、おばあちゃんにしか作れなかったご飯を思い出しながら、大満足のランチをいただきました。
私、きっと自分が婆さんになってもこういうの作るのムリだなぁ。
ウチの母ももう婆さんだけど、あいかわらず若い料理(パスタとかサラダとか)作ってばっかりで、こういう雰囲気の食事ってなんか縁遠い感じ。(っても、料理ベタってんじゃないんですけどね。母は調理師免許まで持ってる人だし。単なるシュミの問題なんだろうな。私にとっての「おふくろの味」って、コーンポタージュスープだもんw)
おばあちゃんが亡くなったのはもう15年も前のことです。
ついこの間、自慢のいなりずしを食べさせてもらったような気がするのに(そのくらいはっきりとその味を覚えているのに)、もうそれはずーーっと前のことなんですよね。
今日は思いがけず同じ匂いの食卓に出会えて、なんだか幸せな午後でした。




食後にコーヒーと甘味付きで1080円!
お値段にも大満足。