私の好きなインタビュー記事


マッタンの記事が載ってる雑誌をいろいろ物色しています。
中でもすごく気に入ってる2つの記事に関して、ちょっと書いてみます。
(えーと、遠目で見ていてもわかるかと思いますが、かなりハマってます(汗)しばらくしょうもないエントリが続くかもしれません)


●「VOGUE」2012年12月号



さすが「VOGUE」です。
写真の質からして違いすぎる。めちゃカッコ良く撮ってもらえてる。
見たこともないマッタンを見られてドキドキしちゃいます。
しかもこの記事を作ったヴォーグの担当者の方が、マッタンのすごいファンらしいんですよ。
それも私と同じように文章に惚れた系のファンのようなのです。
なので、インタビューの質問がどれも聞いてほしかったものばかりだし、イメージのとらえ方が完璧にこっちの好みと一緒なんですよ。かゆいところに手が届きまくりな感じ。
こんな素晴らしい記事を作ってくださってマジ感謝!です。
こちら、その担当さんの当時のブログです。同じような方向性でマッタンに惚れ込んでいる者として共感するところが多いです)


この記事を読んだ後は
「マッタンってホントはすごいカッコいいんだよ」
「またまたぁ(笑)」
みたいなお決まりのやり取りはもはや無意味でしょう。
だってもうグウの音も出ないほどカッコいいんだもんね!!!


私は最初に彼の文章に惚れ込んで、波及的にビジュアルなんかまで好きになってる感じなんですが、そもそもマッタンって、よく見ると私の好きな血統の顔なんですよ。
島人系っていうか、原住民系っていうか。そういう濃さがある。
大阪の人なのに、不思議だ…と思ってたんだけど、実際は(まぁ、苗字からもわかるんですが)ガッツリ南島のDNAをもった人でした。
お父さんが沖縄の人で、お母さんが奄美大島の人だそうです。
どおりで私が好きなビジュアルなわけだ、と深く納得。
まぁ、顔から惚れたわけじゃないので偶然ですが…まったくない、とも言えない。
人間、無意識で好みかそうでないかを分別してるんだろうから。
阿嶽だって曲から惚れたのに、なぜか世界一好きな顔だっていうねw
偶然のような偶然ではないような。不思議な出会いがあるものです。
ヒトはたぶんそれを「運命」って呼ぶのだろうね。


キネマ旬報の別冊「acteur」2012年7月号



第2特集なのでわりかし見ごたえがあります。(ちなみに第1特集は森山未來
これも写真がどれも素敵。
私の大好きなNHKEテレで放送中の「オイコノミア」舞台裏探訪なんかもあって、垂涎モノです。
ホントにこの番組、今や私のオアシスです。
一週間のご褒美、って言ってもいい。楽しみすぎる。
今ほどNHKに受信料払っててよかったと思うことはないです!



マッタンをよく知らない頃、よくいるサブカル系男子なのかと思っていた私も、今ではそれは大いなる誤解であると承知しています。
彼の基軸はハイカルチャーにあって、純粋に言葉を愛する正真正銘の文学青年です。
「文学が好きな僕が好き」っていう自己アピール系とはまるで違うステージで本を読み、文を書く。
その動かぬ証拠が、彼の書く文章に現れている。
最初は、たまたまいい文章があっただけのことだろう、くらいに思ってた。
でもそうではなくて、彼の書く文章はいつも一定の水準を超えて魅力的なのだと気づいたときにはもう大好きになってしまっていた。
たくさんの本を読むことで蓄積された言葉はいつしか彼の中で海となり、彼の思考はすべてその海を通ってやってくる(これは中村文則さんが対談で言ってたことですが)…その海の豊穣なることを、私たちは彼の文章を通して知り、惹かれてゆくのかもしれないです。
ある意味、彼がプロの作家ではないから、よりその豊かさが新鮮なのかもしれないし、より純粋に思えてこちらが勝手に魅力的な物語を付与しやすいのかもですが。
この特集にもマッタンの書いた掌編が載ってます。
過去の自分に送るメール、という内容なんですが、時間のとらえ方がすごく上手くて、胸に残る物語になってます。
さりげないのに、やっぱり上手い。