サクラサキマシタ!


お久しぶりです!
ブログも放置状態で、バタバタしているうちに、もう3月。
今日はお嬢の高校の卒業式でした。
そして第一志望大学の合格発表の日でもありました。
結果は…


見事、本命校に合格いたしました!!


やったーーー!
てか、もうね。びっくりです。
だってこれ、絶対にムリだと思ってたんだもん(汗)。
もともとかなり高望みなチャレンジ校だったうえに、試験の出来がどうもダメで。
すでに発表があった同校別学部も落ちてる状態。
すっかり第2志望校(そこだって文句無く素晴らしい大学なんです)に行くつもりになってて、入学金も払って手続きもして先生にも報告して、新入生キャンプに行くかどうかとかの話までしてたんです。
そんな感じだったから、今日の本命校の合格発表も、発表サイトを見たのは夕方ですからね。
卒業式も終わって、お友だちと食事だの遊びに行ったりだのして、暗くなってから家に帰ってきて……
楽しいところに水を差すけどさー的な感じで「合格発表、見ないの?」と聞いたら、おもいっきりどよ〜んとなって。「今さらだしー」みたいな。
「ダメだったとしても発表くらい見ておかなくちゃだよね」みたいなノリでサイトを開いたんです。
ところが予想に反して、な、なんとオドロキの結果が!!
ポカーンとしたあと、お嬢、号泣でした。


頑張ったから、頑張ったのに試験の手ごたえがダメなうえ、さらに結果までダメなのを目の当たりにしたくなかったから、彼女はあえてこのことを考えないようにしていたそうです。
でも、何をやっていてもずっと気になっていた、と。
もやもやを抱えたまま、でも結果を見るとホントに落ち込みそうで、現実に抗い、「合格発表を見たくない」という気持ちになったらしい。しかもこれ、最後の発表でしたから。
どう見ても高望みだったし、ダメならあっさり諦めてるもんだとばかり思ってたけど、本人の気持ちの上ではそうじゃなかったのね。
私からしたら第2志望校の合格が決まって…ってか、そもそも最初から滑り止めとはいえ行きたくない大学は受験していないはずなので、どの学校だって受かった時点でホントに嬉しかったから、きっと本人も(多少がっかりはしても)割り切れているだろうと思っていたんですよ。でも、そんな簡単な話じゃなかったようです(汗)。
どんなにステキな大学でも、第一志望ではないところに行くのは、傍らから見るよりツライことだったみたい。
「贅沢な悩み!」って言いたくなりますが、こういう感覚って、真剣みの欠けた受験勉強しかしたことのない私になんかはわかるはずが無いんだなぁ、ってのをしみじみ感じましたよ。
あんなに頑張ったのに、そりゃ諦められるわけないよね。贅沢でもなんでもない。
ホントに報われてよかった…(涙)
言うのもなんだけど、ウチのお嬢は親の私が尊敬してしまうほど努力家なんですよ。
ホントに感心するくらい頑張りや。その上めちゃくちゃ勝ち気です。
小さな頃からお利口で、塾に通ったりもせず(進研ゼミのみをやり倒し)、部活も最後まで全うして、こんな難関大に現役合格するなんて、なんかもうホントにスゴイ。あっぱれです。
まさに「とんびが鷹を産んだ」ってやつだね。
ブログでこんなこと書くのも自画自賛みたいでヤらしいけど、今日はご祝儀ってことでwムスメ自慢しちゃうよ。


この1ヶ月、見守るだけしかできないこっちも精神的にキツかったけれど、ヘンな話、私は思いっきり受験モードを楽しみましたよ。何もできない分、どっぷり浸かることで紛らわした、ってか。
今は便利なネット社会ですから、受験生専用の掲示板があちこちにあって、試験が終わればすぐにそこで答えあわせが始まるんですよ。どんな問題が出たか、ってのもなんとなくわかる。
待機しながらそういう掲示板を眺めて、「あ、お嬢の得意な分野が出た」とか、「あー、これ絶対間違ってるだろうな」なんてのがね。わかるわけ。臨場感があって、おもしろい経験でした。


受験期間中、4ヶ所の試験会場に付いて行ったんですが、どこもそれぞれの特色があって面白く、のこのこ付いていってよかったと思います。
某女子大はほとんどが母娘の二人で試験会場にやってきていて(ウチもそうだ)保護者待合室まで用意されていました。さすがお嬢さん学校だなぁって感じ。ここは合格発表も送られてくる書類も桜尽くしのピンク色。最初の合格発表がここだったので、すごくハッピーな気持ちになりました。
某皇室関係大学は校門の前にいる警備員の数が凄かった。試験の日は雪で、おまけに山手線がトラブルを起こし、その対応が悪いと後日一部で問題になりました。合格後にも書類の訂正が送られてくるなど、不備が目立ちました。のんびりおっとりしてる校風ゆえのアタフタぶりですかね(^^;)。
池袋のマーチ校は駅を降りた途端に各企業がずらっと並んで、新入生向けの広告をボンボン投げてきます。中にお菓子や消しゴムが入ってたりするの。さすが受験人数が多いとこは企業の宣伝も勢いが違う、って感じ。ここは大学自体の企業努力もすごい。願書は無料だし、資料請求しただけなのに誕生日やクリスマスにはカードが、正月にはカレンダーが送られてきました。サーヴィス抜群!素晴らしいです。
第一志望のマンモス大学は予備校の幟が乱立して花道みたいになっていました。そこを、信じられないくらい大勢の受験生が通っていく様が圧巻。あの人数だけ見てても受かる気がしない(汗)。
試験が終わって受験生たちが会場から出てくると、出口で予備校の関係者が今終わったばかりの試験の解答を配るんですよ。早いっっ!予備校関係者にとってもここは戦いの場なんですねぇ。


励ます教師、祈る母、肩を叩いて見送る父、そして粛々と試験に挑む学生たち…試験会場にはたくさんの人の思惑が溢れていて、これは人生の一大イベントなんだとしみじみ感じます。
受験生本人はそりゃタイヘンでしょうけど、傍から見てるとなんだか面白かったり妙に感動したりする。
大学受験はお祭りみたい。
そのお祭りを人一倍長くやっていまだにどこか「永遠の浪人生」みたいな感覚を抱えている私は、やはりこういう世界が好きなのかな。なんか、ドキドキする。言っちゃなんだけど、楽しい。
若い子たちが夢を持って、人生を賭けて頑張ってるのってやっぱりステキだし。
うまくいってもいかなくても、この経験をした人は人生の糧になりますよ。
当時、私が(ことごとく)うまくいかなかった経験も、巡り巡って娘の受験に生きた気がします。
失敗は成功の母、ってか。そう思うことで私もちょっと救われるしw
何事も、なるようになってるのかもね。
あーそれにしても驚いたわ。
アタシなんかこの大学、何回落ちたことか(爆)。
落ちるのがデフォじゃないの?って感じだもん。



試験会場に見送りに行ったときのボクちゃん。
wのポーズで応援したのが効きましたよ!