今後一切フカヒレは食べません!宣言


…ってのを、阿嶽がしてます。
中華圏ではフカヒレを獲るためだけにサメが大量殺戮されているとのこと。
その無節操な乱獲による生態系への悪影響を憂える意見が出てきていて

「Shark Savers Taiwan」

という団体がサメの保護に関する活動をはじめたりしています。
そこに賛同している阿嶽も”フカヒレ食べません宣言”で、広く啓蒙を促す広告塔の役割をしてます。
最近の阿嶽の自然保護活動の一環ですね。
頑張っとるな。
こちらは「ヴォーグ」誌とのコラボ広告。



かっこいいぃぃぃーーー。


以下、阿嶽の弁。


「恐竜に比するほどの遥か昔から地球上に存在し、幾たびの自然災害をくぐりぬけて進化し生き残ってきたサメは、今や海洋食物連鎖の頂点に君臨し、メディアや映画では人々を襲う恐ろしい存在として知られています。実際、年間で二桁に達する人間がサメの被害にあっています。けれど、それ以上に、人間は実に多くの(年間に7千万匹以上の)サメを、ただそのヒレが欲しいというだけの理由で乱獲しています。華人社会ではフカヒレが身分や地位の象徴となっているのでなおさらです。けれど、この虚栄に満ちた伝統文化は、海洋生態に甚大な悪影響を及ぼしています。サメの減少は今や皆さんの想像を超えるほど深刻なのです。周辺海域ではすでに90パーセントの減少率であるというデータがあります。この恐ろしい数値は、私たちが知らないうちに海洋生態の均衡を崩し、海洋資源を崩壊させてゆくでしょう。
本日以降、私はサメを保護します。フカヒレは食べません。」

注:かなりの超訳ですよ(汗)あしからず。


素晴らしい演説です!
私もフカヒレは食べないよ!
……っていうか、そもそも全然食べないんですけどねフカヒレ。
本物(?)のフカヒレなんて食べたことあったっけ?ってなレベル。
単に食文化の違いですが、日本における鯨やイルカの問題みたいなもんなのかな。
ってか、鯨もイルカも食べませんけどね日本人だけど。
ウチの地元あたりじゃ食べてる人皆無ですよ。
地域によっては食べてるんでしょうけど、「これが日本の食文化」ってドヤで言われてもピンとこないやね。関係なさ過ぎて。
阿嶽が言うようにこれも「虚栄の文化」かも。


かつて阿嶽は日本のイルカ漁に対して強烈な嫌悪感を表したことがありました。(映画「ザ・コーブ」がらみでね)
この映画が問題視されて、阿嶽が批判記事を書いたとき、私は自分の考えが上手くまとまらなくてちょっとマゴマゴしちゃったんですよ。
そりゃ私もイルカなんか食べたことないし、あの漁のやり方はあまりに残酷だ。
阿嶽が「ひどすぎる」って言う感覚はよくわかる。私も同じように思うし。
…でも、それを否定したら文化の否定になるんじゃないか、っていうハードルがあった。
それは、ひいては民族の否定にもなるんじゃないか?それを軽々しく非難できるのか?と。
そう考えると、わりと難しい問題なんですよね。
そんなときにたまたま日頃勝手に「師」と仰いでいる鈴木邦男先生が「ザ・コーブ」に関しての考えを書いているのを読んだのです。
で、ああ!これだ!と。
やっと落ち着きどころがわかりました。


その卓越した見解はこちらにあります


この文章は映画の上映の是非を巡っての論ですが、イルカ漁の捉えかたにも大いにヒントになります。
優しさ、というものが無くては、何を言っても唇が寒いということに気づかせてくれます。
ご興味のある方は一読のほど。
てか、ニホンウナギ絶滅危惧種認定だそうですね(汗)。
これも問題ですよねぇ…うなぎは食べるもんね。日本食の代表格だ。
養殖技術のさらなる発展を祈るしかないのかな。