希望の星


昨夜放送のNHK「地球イチバン」、すごいよかったですよ〜
エル・システマの素晴らしさがとてもわかりやすくレポートされてて、胸にグッときました。
グスターボも予想外なことに、けっこう出てました!
ちょろっと出るだけかと思っていたんですが、インタビューまであったのが嬉しかったです♪
しかもわりかし映りがイケてた。ホッとしたー。
ちなみに見逃した方は、10月25日(木)午前1:20〜の再放送をどぞーw


ところで。
昨日のエントリで、グスターボと阿嶽は似てるんだよって話をしましたが、「地球イチバン」を見てて、思い出しました。
そういえば、阿嶽もつい先日、花蓮で若い学生たちに音楽活動の啓蒙をする(音楽によって青少年の夢を広げる)っていう国策イベントに参加してたなぁ、と。




音楽といっても、こちらはフォークやロックです。
若い子達はみんなギターを抱えてる。
花蓮は原住民である阿美族の本拠地です。
こうしてわざわざ「阿美族」なんて原住民アピールの紹介が入るのも、このイベント独特の意味合いや特殊性を示してます。
台湾の中でもいろいろと生きにくいマイノリティである彼らだからこその意味がある、というか。


阿嶽もグスターボと同じように地元では稀有な出世を遂げたカリスマです。
小さな社会から生まれた大スター。希望の星です。
希望の星は、やはり皆の前に立たなくてはならない宿命なのかな。
出自ゆえに後ろについてくるものが大きいなんて、精神的にもすごくシンドイでしょう。
面倒なことも多々あるに違いない。
でも、「マイノリティでもこうして成功できる」というひとつの象徴的モデルである彼らは、その存在自体が皆の夢見る力となるでしょうから、やはりこうして皆の前に出て行く必然性を感じるのでしょうね。
阿嶽もグスターボもその根本は果てしなく個人的な領域がモノを言う芸術家です。
創作、練習、勉強、ステージでの演奏と、想像を絶するくらい忙しくもある。
そのうえに、こんな社会活動みたいなことをしょっちゅうやってるんだから、大変ですよ。驚くべきバイタリティです。
それでも二人とも自分の役割から逃げないからすごい!
その自覚と覚悟に、胸が熱くなります。カッコいいなぁ。