キターーーー!その2

まとめ買い第2弾が本日到着しました(嬉)



「ライヴ・フロム・ザルツブルク」、「セレブレーション:オープニング・ナイト・コンサート&ガラ 」のDVDと、「フィエスタ!」、「チャイコフスキー5番他」、「ベートーベン3番他」のCDです。
オケは「セレブレーション」のみロス・フィルで、あとはSBYOV(シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ)の演奏。
もちろん全てドゥダメルが指揮してます。
新しい音源がたくさん手元にやって来て、コーフンで目が飛んでしまうようぅぅ。
こんなに嬉しいものなんですから、奮発した甲斐があるってもんですよ。
更に今月末には予約してあるマラ8のDVDもやってくる予定ですからね!
あちもこっちも見たいし聴きたいし、でも、チューブからも目が離せないしー
あーんもーどーーしよぅぅ〜〜アーモンドしようぅぅ♪(*´∀`)♪


前回届いた音源もまだ全部を聞いていないのですが、待ちきれずにちょろっと「ライブ・フロム・ザルツブルグ」のDVDを見てみました。


ライヴ・フロム・ザルツブルク [DVD]

ライヴ・フロム・ザルツブルク [DVD]

  • 発売日: 2009/05/27
  • メディア: DVD


はぁぁ〜。言わずもがなですが、めっちゃステキ。
カプソン兄弟アルゲリッチ姐さんがソリストで参加する、ベトベン「トリプル・コンチェルト」は華やかでノリがいいし、展覧会の絵も表情豊かで面白い。
でも私がいちばん気に入ったのが、この中に入ってる特典映像です。
マーラーの1番交響曲をレクチャーするという公開練習講座の様子が入ってるんですが…


このグスターボはヤバい。


ステキすぎてクラクラしました。
その「授業」は知力とセンスに溢れ、解釈と指導の細やかさは心に響いて、「もっともっと聞きたい」という気になります。
字幕に英語が無いし、グスターボの英語は訛りが強いし(って訛りが無くてもそもそもアタシは英語の聞き取りが苦手)、何よりもマエストロの表情とか手つきばかりを食い入るように見てしまうので言ってることがイマイチ伝わりきれてない感じがなきにしもあらずです。
字幕を中文仕様にして見てみましたが、楽器名、音楽用語など、見慣れない専門用語が多くて目が回りました。
小号=トランペット、定音鼓=ティンパニー、馬勒=マーラー、切利比達奇=チェリビダッケ…etc
こういう時、やっぱ少々お高くても日本版を買えばよかったかも…と思いますね。やはり頼りになるのは母語だわ。
てか、この講義だってグスターボの母語でやったらもっと濃い内容だったろうになぁ…と思います。
誰もそのホントのところの深い解釈とか細かい分析を聞きたくはないのだろうか?
そういうの母語じゃなきゃできませんもんね。
なんで英語が苦手な人に英語ベースでこういうことやらせるんだろう?謎。
字幕付けりゃすむことなのに。
芸術的能力や知性は語学スキルなどとは比べられないほど得がたいのに、たかだか言葉の壁で伝わらないなんて馬鹿馬鹿しい。


この講義を見ると、ドゥダメルとSBYOVがお互い急成長してきた理由がよくわかります。
全世界の若い音楽家たち(特に指揮者)は、ドゥダメルとSBYOVの関係性をうらやましく思ったりするんじゃないでしょうか。
若い指揮者はベテランの指揮者の下で熟練のオケを相手に勉強するのが従来の慣わしですからね、思い通りに練習もできなければ、オケを自由に使うこともできず、何かを形にするまでには自分の力量以外のところでどうしても時間がかかってしまう。
でも、ドゥダメルには自分の手兵ともいえる同じ年齢層の若いオケがいて、自由に練習をやってこれた。
若者同志が切磋琢磨しあって音楽を作り上げることができたわけですよ。
こういうのって、初めての例なんじゃない?
ベネズエラの音楽教育プログラム「エル・システマ」のもたらした光明ですよ。
彼らの存在はこれからの若い音楽家の活躍する場をぐんと広げたと思う。


ちなみにこのレクチャーもチューブにUPされてたりします。画質が悪いけど。(下に貼っておきます)
チューブ、なんでもありだなー。
いや、「なんでも」ってのはないか。
私の欲する2008年のベルフィルのピクニックコンサート(ヴァルトビューネ・コンサート)なんぞはついぞ見当たりませんからね…
誰かー。
ヴァルトビューネなんて、2006年までは遡ること10年分も録画を持っているのにな。
ドゥダメルに関してはホントに私、縁遠いんですよ。すれ違いばかり。
だもんで、やっと出逢えた感がすごいんですよ。
舞い上がっちゃってるw
しばらくはこんな感じでしょう。