ドゥダメルのマーラー5番


マーラー:交響曲第5番

マーラー:交響曲第5番


ドゥダメルが2007年にシモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラと録音したマーラーの5番交響曲です。
実にスッキリとした、清冽なマーラー
今までに聞いたどのマラ5よりも明るいです。
明るい…というか、ユース・オケだけに、若々しいといった感じですかね。
某所のCD評では「深みがない」「マーラーの懊悩が表現できてない」とかも言われてまして、*1そこんとこがどんな風なんだか興味があったんですが、それもまぁそうかもしれないという感じ。でも決して「軽い」わけではありません。
若さゆえの勢いに任せて、といった風ではなく、どこかその水脈の底に、弾むような躍動を秘めてるようなほの明るさに支配されている感じの演奏です。
音の粒立ちが良く、めりはりがあり、アンサンブルもとてもきれいにまとまってる。
ドゥダメルらしい誠実さに溢れた演奏が心にまっすぐ響いてきます。
これを大人数のユース・オケ(25歳過ぎたら退団しなくちゃならないらしい)で演奏していることを考えたら、やっぱり驚異的な巧さですよ。
特に印象的なのは2楽章。
初めて聴く曲であるかのように(こんな曲だったっけ?ってなほどに)新鮮でした。なんか、ポップで。
4楽章は、やや「あとひとがんばり」ってな感じなのかな。
全体的にダイナミクスの幅がわりかし大きくて(私の音楽鑑賞環境が悪いせいもあるんですけど)ピアニシモがほとんど聞こえなくなる場面がしばしばあるのがちょっともどかしい。
とはいえ全体的にとても聴きやすく仕上がっていると思うので、初めてマラ5を聴く人などには向いているんじゃないでしょうか。
おススメです。


ジャケ写のドゥダメル

「……誰?」

…ってほどにイケメン風w
こちら↓同時期の宣材写真。濃くてセクシーなお兄さん♪



同じく。クールな横顔。



……えーっと?
このイケてるお兄さんはどこにいっちゃったんでしょうか?(爆)
5年かそこいらでグスターボ、変わりすぎですよ。
仕事があまりに忙しすぎてなりふり構わず没頭してるから、見たくれなんかにゃ手が回らないんだろうな。
あちこち飛び回ったり、数え切れない人とつきあったり、勉強することが山積みだったり…という中で、音楽を作ってゆく高度で精緻な作業をやっていかなきゃならないんですからね!
ちょっと想像するだけで卒倒しそうな人生ですよ。
このハードスケジュールをこなしてゆくにはものすごい体力精神力が必要だし、体力つけるためにはガンガン食べなきゃだろうし…太るくらいは許してあげなきゃいけないか(哀)
去年生まれたばかりだという坊やと一緒に過ごす時間さえろくにないんだろうな…と思うと気の毒になってきます。
人気者はツライですね。
どうか過密スケジュールに才能と人生を潰されませんように。
ちなみに私はどんな見たくれのグスターボも結局は好きだけどー
こんな↓感じがいちばんツボかな♪
(ポロシャツ&爆発ヘア&優しいお兄さんのまなざし)

*1:どうでもいいけど、マーラーの懊悩って(笑)?って感じですけどね。もしやあのくだらない恋愛騒ぎとか意固地な性格ゆえの周りとの軋轢を指して懊悩とか言ってるんだったらチャンチャラ可笑しい…と思ってしまう。ベートーベンやショスタコーヴィチの懊悩ってんだったら実に深かろう…と思うけれども。基本的に作品の質はどうあれ、マーラー個人は女々しすぎ&子どもっぽすぎで、単なるダメンズ。とてもじゃないけど共感できない。私だってバウハウスが大好きだしー爆。でもその音楽はわりと好きです。こういう人が作る音楽だから俗っぽい魅力があるのかも?