タボ先生のチャイコフスキーとストラヴィンスキー

引き続きドゥダメル熱を発熱中です。
近所のCDショップではドゥダメルの存在は皆無なので、ネットの通販で注文を出しているのですが(大人買いした…(汗))、それらが届くまでの間、図書館で借りたCDを聴いてます。
2枚だけあったんですよ。ラッキー!
クラシックの音源は図書館に入ってたりするから嬉しいね。


チャイコフスキー&シェイクスピア

チャイコフスキー&シェイクスピア


こちらはチャイコフスキーシェークスピア劇のために作った作品「ハムレット」「テンペスト」「ロミオとジュリエット」の3曲を収めたアルバム。
劇音楽らしくドラマティック&ロマンティックな曲が揃ってます。
ただ、場面ごとに曲が途切れるようなブツブツ感がどうしてもありますね。
1曲として扱われてはいるのですが、短い曲がたくさん入ってるサントラみたいなイメージです。
そこがちょっとノリきれない。
一つ一つの主題にもうちょっと時間かけてあると、その世界に入っていけるのかもなぁ。
って、それは作曲者の責任なのでここで言ってもしょうがない。
ドゥダメルは弾むような切れのいい演奏で聴かせてくれます。ステキです!
私が好きなのは「ロミオとジュリエット」かな〜。



こちらはストラヴィンスキーの「春の祭典」とシルベストレ・レブエルタスの組曲「マヤ族の夜」のカップリング。

……泣いてもいいですか?

って感じ(涙)。
よりによってなんでこの曲。
私、「春の祭典」が超・ニガテなんですよ……
でも、ドゥダメルにとっては思い入れのある曲なんだそうで(だからわざわざ録音したのかね)
かなり意欲的に演奏しているらしいのです。
「らしい」ってのは、私は(頑張って2度聴きましたが)まだその真髄が何もつかめていないので、何も言えないのです。


クラシックが好きでも、どうしたって「頑張って聴かなくちゃならない」曲ってのがあるもんです。修行、っていうかね。
そういう作品の中にも聴く人が聴けばわかる良さがあるはずで…ましてやそれを自分が好きになった音楽家が推しているのであれば、やはりちゃんと聴いて理解したいとは思うのですよ。
でもなぁ…やっぱり「春の祭典」はツライっす。
いつかこの曲を楽しんで聞けるようになったら、私の中で何かがワンステージ上がるような気がするね。ある種の宿題だ。めちゃくちゃやりたくない宿題って感じだな(汗)。
ブエルタスは南米の作曲家で、ストラヴィンスキーの影響を受けているとのことです。ちょっと作風も似てる。
こちらもいわゆる前衛なんですが、わりかし聴きやすい。「春の祭典」の次に聴くとかなりホッとします。


ちなみに表題のタボ先生とは名前のグスターボを縮めて使ってます。タボちゃんとか、ターボとか。
ま、私が勝手に使ってる愛称っていうか。
これだけだと誰だかわからない可能盛大ですが、たまに使うことにします。