終戦記念日


今日は祈りの日。
かつて戦争で失われたたくさんの命を偲び、慰め、もう二度とこんな悲しみを繰り返すまいと、その御霊に誓う日です。
地元の護国神社にお参りに行きました。



境内にはたくさんの灯篭が奉納されていました。
一つ一つに戦没者の名前と住所、亡くなった場所が書かれている。
マレー、フィリピン、ニューギニア満州シベリア……遠い異国の地名が並ぶ。
国の命令ひとつで戦地へおくられ、二度と再び故郷に帰ってくることが叶わなかったその名を前にして、私たちができることはなんだろう?と考えさせられます。
それは、やはり平和への祈りと不戦の誓いに尽きると思うのです。


こんな日に、争いの種を蒔く者がいる。
実に腹立たしく、悔しいことです。
でも、挑発に乗らないようにしなくては。
他国の象徴を愚弄したり、国旗を燃やしたり、領土を不法占拠をしたりする国を、誰がまともだと思うでしょうか。
同じ土俵に立って応酬したら同じように民度が低い国だと思われてしまう。
ここは怒りをグッとこらえて、冷静にならないと。
日本人よ、気高くあれかし。


とはいえ、弱腰はもうそろそろ限界ですね。ここらでガツンと言うべきことは言わないと。
毅然とした態度をとることは大事。抗議すべきところはきちんと抗議するべきです。
何を話しても通じないかもしれないけれど、それでも対話は怠るべきではない。
まさに聖徳太子のいうところの「和を以て尊しとなす」ですよ。
この言葉の大きな意味は、「良き政治は徹底的に話し合うことでしか得られない」というものです。
これこそが日本人の対人の基本、真骨頂であり、最も大切にするべきものなんじゃないでしょうかね。
旗を振りかざしながら威嚇と暴力によって国家を主張するのではなく、この「和」の思想の中にこそ、わが国の真のナショナリズムがあるはず。
国際社会が双方の国の対処の仕方をジッと見ています。
うまく日本人の「和」の精神を活かしながら、そして不戦の使命を全うしながら、大過なくこの難題を解決してくれるよう、(史上まれに見る無為無策な)政治家たちに期待するしかないですね。
ぜひ頑張っていただきたい。