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雑記

TV Books


雅仁親王後白河天皇)が歌う今様が頭の中をグルグル回ってます(大河でのメロディで)。


遊びをせんとや生まれけむ / 戯れせんとや生まれけん / 遊ぶ子供の声きけば / 我が身さえこそゆるがるれ


3節目の「遊ぶ子供の声きけば」のとこのメロディでグッと来て泣きそうになる。
チューブで聴いてみたい人はこちら
セツナイ。
あっという間に過ぎ去ってしまう人生で、いったい何をしたらいいのか?といった、どこかにポーンと放られたような気持ちになる。
途方に暮れる、ってやつだね。
この歌を聴いて、後白河と清盛が涙するシーン…良かったなぁ。


大河はどんどん面白くなってますよ。
視聴率悪いのはこういう時代のものが難しくてわからない人が多いだけ、って気がする。
そもそも食指動かなかったんだろ。最初から観てなければ途中からも観ないわけだから、今後も視聴率が上がるこたーないだろうね。
でも、めげずにやって欲しいです。ファンは思いのほか多いよ。
頭の悪い人間を中心に考えてTV番組作ってっと、TVがどんどんつまらなくなる。「大衆」に迎合するこたーないわな(ってのがNHKという仕組みに通用するかどうかはわからないけど)。
なーんて言いつつ、頭の悪そうなTVばかり見てる毎日です(汗)。
最近注目してるのは、ヒルナンデスでの有吉と水トちゃんのいちゃいちゃぶりです。
あの二人はアヤシイ…wと邪推しつつ見るのが好きです。
今日は他の共演者にまで仲が良すぎだとつっこまれていました。
シアワセそうな有吉を見てると、こっちまで嬉しくなってくるから不思議。有吉、いつから癒しキャラに??
そんなこともたぶん戦略なんだろうけども(まんまとハマったわー)


面白い本を立て続けに読んだので久しぶりに読書ネタ。
ちょこっと立ち読みをしていたら最初の章で釘付けになり、そのまま1冊読んだ本。



佐々木さんはとても魅力的な文章を書く人で、ぐいぐい持っていかれます。すごく面白かった。そして、勇気が出ました。
この一冊は「書くこと(手段ではなくそのもの)」を、揺るぎない絶対のものとして肯定してる。
ああ、誰にわかってもらえなくとも、私は自分の思うところのことを続けていこう、とあらためて思えました。
いや、あらためて思うまでもなく、そんなものは私にとって変えられないことであるわけだけれど、いつだって不安で自信がないものだからね。
そんなことも当然あると肯定してもらえると単純にホッとする。


よく他人に聞かれて返答に困る会話のひとつに、「毎日、何してるの?」ってのがある(主婦の間ではこんな会話が日常茶飯事)。
仕事してるとか、趣味で○○やってるとか、資格を取る勉強してるとか、○○の役員やっててさーとか、暇でTVばっかり見てるよーとかたいていの人は言うわけですよ。そこから話題も広がっていく。
でも私は読んだり書いたり調べたり、自分でもなにやってるかわからないことをずっとしてて…しかもそれが何か結果として人に示せるようなものに(たとえば作家の作品とか学者の論文とか仕事の書類だとか)なっているわけでもない。うまく説明ができないわけです。自分が何者なのだかが、うまく表現できないということです。
結果、「べつに何もしてないよ」と言うはめになる。形ばかりのお題目を言うほど不誠実ではないのがまた私の青臭いところというかw
「何もしてない」というのは、まずいことに実感でもあるんですよ。
そんな自分に劣等感ももっている。自信なんてもてない。
世の中の人はどうしてああ自信満々なんだろう?といつもすごく恐れ入ってます。そのことがまたちょっとコンプレックス。
最近はもう面倒くさいから、趣味は?と聞かれたら「編み物やってるよ」と言い、仕事は?と聞かれたら「家業を手伝ってる」と言うようにしてます。
どちらも嘘じゃないし、たいていの人はこういった答えに満足してそれ以上つっこんでこない。「まっとうな」人だと、勝手に納得し、安心してくれる。
でも、私が本当にやっていることはもっとわけがわからない、私自身さえ説明不能・目的不明瞭な”読んだり書いたり調べたりそこから妄想したり”てなことなのです。以前は目的も明確だったけれど今となってはそれさえ曖昧で、もしかしてどこにも向かっていないんじゃないかっていう勢いです(爆)。
それが私なの。私の基幹はそこにある。でも、それは誰にも伝わらない。


と、話は長くなったけれど、この著者はこんな感覚があることをよく知っている人でした。それで「おっ」と思ったの。なんだか同類の匂いがして。
でも著者は東大卒の大学の先生で、こうして本まで出してる新進気鋭の哲学者なんだよねw 私とは立場が全然違う(結果を出して世間の人が納得するポジションにいる、という点では真逆。余裕こいてでかいこと言ってもオッケーな人)。
言葉では励まされーの、でもホントに「何もしてない」のは私だけじゃん!というねwダメ感さらに倍、みたいな。
私の「何もしてなさ」はポール・オースターの小説の中に出てくる自己完結する物書きがやっぱり一番近い。感覚としては。


蛇足ながら、他者から見た私はたぶんまっとうな家庭人なのだろうと思います。それが私のポジション、ですね。わかりやすく言うと。
○○ちゃんのお母さんとか○○さんの奥さん、と呼ばれることに私はまったく抵抗がないし、どっぷりとそこに浸かっている。
でもね、母だの妻でいることってのは職業でも趣味でもライフワークでもなくて、もっとなんていうか、「息をする」くらいの命に関わることなのでねwそれとこれとは別の話なわけです。
母や妻という立場はうまい具合に隠れ蓑になって、私の「何もしてなさ」がバレないようになってるけど、私の中では事の本質はなんら変わらないのです。


その他、この1週間は経済本を中心にいろいろ読みました。
面白処では「ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話」。
よくわかるネタで笑いを取りつつ、あらためて注意喚起にもなります。
それと、内藤忍さんの著作をまとめて読みました。
おススメは「ウラ「お金学」講義」。秀逸です。


こんな時代を生き抜くためのウラ「お金学」講義

こんな時代を生き抜くためのウラ「お金学」講義


小説では、大好きな柳先生の新作が出たので大切に読んでます。
シビレるーー。


パラダイス・ロスト

パラダイス・ロスト


私もこんなカッコいい物語が書けたらなぁと憧れる。
柳さんは今んとこ日本の現役作家で一番好きです。
真の小説家だと思う。小説家である他の余分な顔をチラとも見せないとこも潔くてね。
作品はもちろんのこと、そのあり方も(ついでにビジュアルも)カッコいいのだー。