「ALWAYS三丁目の夕日'64」



家族揃って行ってきました!
このシリーズはウチの家族全員が好きです。
特に最初の一作が大好き。毎度同じところで爆笑&号泣しながら見ます。
(以前こちらでも感想を書いてますね。惚れこんで、こんなお揃いセーターを作ったりもしてますw)
2作目は、ちょっとユルくなった感がありましたが、登場人物に馴染みができているので楽しく見ました。
そして、登場人物の「その後」が気になり始める絶妙な間隔をあけての今回の3作目です。
名作映画のシリーズ3作目がどのようなデキになるかってのは…まぁ、大方の予想通りなんじゃないかな、ってとこですかね(汗)。
すでに2作目にしてキャラを楽しむ系の作品となっていた感がありますが、3作目ともなると、ちょっとやそっとグダグダでも、キャラ可愛さに許せちゃう。


今回は、ろくちゃんと淳之介の二人の「旅立ち」が描かれていますが、これを登場人物たちと一緒の感慨を持って観るには、以前の2作を観ていることが不可欠です。
前の2作品を見ていない人たちには、作る側の意図するものは正確には伝わりにくい作品になっちゃってるのではないかな。
そういうある種の「偏り」を、2作目よりも強く感じましたね。
それでも、珍しく映画館はほぼ満員で、公開2週目であるのに、最近でいえばハリーポッターの初日くらいの人(老若男女。やや年配者多し)が来ていました。こういう作り方(固定ファンを掴む、みたいな)ってのはやっぱり強いですね。


私はシリーズ中、唯一泣かずに最後まで観ました。
ジワッとはキたんですけどねー(茶川先生のお父さんのくだりと、ろくちゃんがお嫁にいっちゃうところで)。
ボロ泣きを期待してたので、ちょっと拍子抜け。
カタルシス不全感がやや有り、って感じか。


吉岡君はもう、全き「茶川先生」となっておりました!
その磐石ぶりがなんとも堂々として頼もしく、作品世界を牽引しています。
ストーリーも今回は「茶川先生物語」風味なので、すごいウェイトかかってますが、見事でした。
純を演じてるときは純にしか見えず、満男のときは満男、コトーのときはコトーにしか見えなかった吉岡君ですが、すでに茶川先生にしか見えません。
さすがシリーズモノが得意な俳優さんだけある。
はやぶさ」出るみたいですが、ダイジョブなんでしょうか(爆)単発では存在感出せないんじゃないかと不安になるね。←失礼(汗)
コメディリリーフの鈴木オートは、今回も曇りなくノー天気な様相を気持ちよく見せてくれます。
堤真一の明るい存在感は不可欠です。この一家の一片の陰も感じさせないキャラ設定にホッとする。
一平のお気楽なバカっぷりも救いです。淳之介の切なる純真と、二つ揃っているからいい。
茶川家とオート一家は車の両輪ですね。ここのキャラが破綻しない限り、安心。
ろくちゃんはホントに幸せそうなステキなお嫁さんになりました!
堀北さんは日本の宝だと思うねホントに。
もうね、こんなに純情可憐な子が今の世の中にいるでしょうか?ってもんです。この堀北さん見るだけでも映画料金損しないと思う。
ろくちゃんの相手役の未来くんは掴みにくいビミョーな感じなんですが、役柄的にはそれでオッケーなので、いいのかな。
それと、もたいまさこがいい味出してました。
小雪の印象は、今回はやや薄いかな。水商売臭が全くなくなっていて、普通の奥さんになってました。茶川先生、よかったね、って感じです。


ショップで可愛いグッズを見つけたので即買いしちゃいました。



茶川商店のタオルと鈴木オートの手ぬぐいです。
茶川商店の方はお嬢のです。「これめっちゃ可愛いーー」と悶絶してました。
彼女は茶川先生が好きなんですよ。ダメンズかw
私は鈴木オートが好きです。あの家族が明るく笑っているのを見るのが好き。
茶川先生はねー…身につまされちゃって(汗)。誰に読んでもらえるのかわからない小説を書く不安の具現、みたいだもん。
自分が「見た目は鈴木オート、内実は茶川」なのを見るたび感じて…そういうところも私がこの映画を好きな理由かもしれません。