北京3日目その1


今日は一日フリーです。
予定では天壇→前門→カフェで昼食→天安門紫禁城→西単→王府井→予約しておいた四合院レストランで夕食
といった感じだったのですが、予定通りになどまったくいかず。
結局は天壇→天安門→西単→王府井で終わりました。
なぜ予定通りに行かないか?
それは「とにかく暑い!」+「いちいち距離がある」+「超・人が多い」=「疲れ果てて行動できない」からです。
マジでめちゃめちゃ疲れました。疲れ果てた。
この日一日でかなり体壊した感があります…(哀)いやホント。


まず、朝8時にホテルを出て、タクシーで天壇に。
天壇は大好きな場所なので外せません。ここは北京でいちばん落ち着く癒されスポットなのです。



明・清の皇帝が、毎年正月に豊作祈願の儀式を行ったといわれる祈年殿です。



パワースポットでもある天壇には霊験あらたかなものが点在してます。
これは「九龍柏」といわれる樹齢500年以上の古木。
みなさんこのように手を広げてパワーを頂戴しておりました。長寿祈願になるようです。



広々とのびやかなのが天壇の魅力です。
てか、めちゃめちゃ広い(汗)
歩いても、歩いても、天壇。



水で文字を書いて習字の練習をする人たち。
どなたも達筆!
天壇は世界遺産でもある有数の観光地なのに、観光客よりも地元の人が多くて、市民の憩いの場になってるってのも魅力のひとつです。
観光地にありがちな商売っ気がないというか、のーんびりしてるの。
たくさんの人たちがあちこちで思い思いに好きなことをムチュウになってやっている。
太極拳をする人たち、ダンス集団、コーラス集団、習字を練習する人、羽根突きをする人、囲碁やマージャン、トランプなどのゲームに興じる人、編み物をする人…そういうのを見ているだけでも楽しい。
編み物は私もマニアですからね、ついついじっくり見てしまいましたよ。輪針を使っている人、5本針を器用に扱ってる人などもいましたが、やはりかぎ針が人気かな。持ち運びにラクってのも大きいか。季節的なものもあるだろうね。もっさりウールを編める気候じゃないもん(汗)。
糸さんの色がどなたもド派手だったのもお国柄ですかねw 日本で人気のナチュラル・アースカラー系は見かけなかったです。


さて、天安門



もうね、驚くくらい人がいますよ。東京のどこかが混んでるとかっていう比じゃないのよ。
なにせ観光客が1日に80万人来るんですから。しかも今は中国も夏休み。100万人以上来てるんじゃないか?
とにかく人、人、人です。
おまけにクソ暑い。余裕で38度越えですよ。しかも太陽が直視できるくらい靄がかかった空の下です。蒸し風呂もここに極まれり、といった感じの非常に湿度の高いシンドイ暑さ。
天安門を抜けて端門に向かって歩いている途中、ふと見上げた端門の上になにやら人影が……



ん??なんだろうあの人たち?
清朝の衣装着てる…ような?



近づいてよーく見てみると……
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ぎょえーーー。
マネキンじゃーん!しかも思いっきり西洋人フェイスっ。
世界遺産でこれはないわ。絶対撤去した方がいいって。
だいたいいつからいるんだこの人ら?前来た時はこんなのいなかったぞ。
つか、ここ紫禁城ですよ?!
紫禁城の価値をいちばんわかってなきゃならないのあなたたちなんじゃないスか?それとも内なる文革続行中とかか?
このトンデモディスプレイが、なにげに今回の旅行で最大の衝撃でした。
あー驚いた。
続きます