機内対応策


ガチニッターなので、いつでも編み物グッズを携帯しています。
かぎ針と糸さんを。編みかけのものがあればそれをもって出かけます。
ちょっとした空き時間があればモチーフが編めたりしますからね。てか、そもそもグッズ一式を持ち歩いているだけで安心するのです。
震災後、それは顕著になりました。
あの日、停電した家の吊り下げた懐中電灯の下で、私はずっと編み物をしていた。
動揺と混乱の中、それがあったことでずいぶん心が落ち着きました。
もともと編み物が趣味でしたが、震災後は依存のような感覚が増した気がします。
あれ以来、本を読まない日や音楽を聴かない日はフツーにあるけれど、糸を編まない日はない。
どこかに出かけるときも、編み物グッズ一式を抱えて行きます。
今回も旅行に出かけるにあたり、機内でも編めるようにと思って(金属のかぎ針やハサミは持ち込めないので)木製のかぎ針と、トップに糸きりをつけたペンダントを作って用意しました。



が。
やっぱり機内での編み物は何かあったときに危ないだろうということもあるし、目の前で編み物をされることに不快感を覚える方も思いのほか多いようなので(細かい手の動きや振動、糸から出るほこり、針の向きなどが気になる…など)迷惑にならないよう、機内持ち込みは見合わせることにしました。
私も、隣の席で(目の端で)ウチワや扇子をパタパタされるのがものすっごい嫌いなので、ニッターを嫌がる人の気持ちも言われてみればよーくわかります。
機内では、おとなしく本でも読んで過ごすのが無難ですね(汗)。


画像に写っている緑色の糸さんは、最近気に入ってよく使っている毛糸ピエロさんの「ソフトシルク・ラミー」です。
すごくスムースで編みやすく、出来上がりが柔らかくてしなやかなの。かぎ針の作品を作るのに向いてる。
ちょっとボリューミーなところも気に入ってます。
色も豊富なので次々に作りたいモノが浮かんでワクワクさせてくれるんですよ。重宝してます。