居酒屋のカウンターで泣く男


2009年に放送されたTBSの深夜ドラマ「深夜食堂」の「タマゴサンド」(タナカケイ君が出てる)の回を観返していたら、以前は気づかなかったことに気づきました。
これ、演出監督が山下敦弘さんだったんですね!「マイ・バック・ページ」の監督の。
それを心に留めて画面を見ていると、やっぱりなんというか、空気感が似てました。
いい感じの乾いた切なさや、ちょっと寂しい(けれど諦めてはいない)人々の淡々と日々を過ごす姿をじっくりと見せてくれる。
可笑しかったのはこちらもラストシーンで男が居酒屋のカウンターでさめざめと泣いていたことです。
それを胸キュンの雰囲気で撮るんですよね。
ひとことで言えば、そう、”センチメンタル”。


これ、深夜ドラマだったのに、出来がいいです。ゴールデンでも糞ドラマがたくさんあるのにもったいない話だな。
深夜の食堂に来る客、ってだけでそれぞれにドラマ持ってそうですよね。
鈴木常吉さんの歌う主題歌もセンチメンタルでとてもいい。