麗しき女神のチャイコン

震災以降、またクラシックをよく聴くようになりました。
私の女神さまでありますヒラリー・ハーンの新譜をようやく入手。
ほぼ1年も前に出ていたのに、この1年阿嶽のことばかり考えてたのですっかり忘れてたの(汗)


大好きなチャイコンです。
この曲に関しては私なりにこだわりがあって、好きな演奏と嫌いな演奏が如実に別れるのですよ。
ヒラリーがどんな演奏をしているのか、ドキドキ。もし好きじゃないタイプの演奏だったらどうしよう、と。
聴いて驚きました。
さすがだなぁ〜って感じ。
今まで聴いたことのないタイプの演奏でした。
すごくイイ!
なんだかまるで違う曲を聴いているかのように新鮮なの。
まろやかで優しくて丁寧で、ふわ〜っと柔らかく……でもひとつも気取っていない。
春の陽だまりのような、とても優しい表情をしたチャイコンです。
しかも(いつもそうであるように、もちろん)演奏は完璧。ひとかけらの破綻もない。すがすがしいったらありません。
オケも、全然知らないオケなんだけどヒラリーの演奏を邪魔しない正統的な演奏をしてくれてます。
実に、実に、素晴らしい名演です!
何度聴いても「いいわぁぁ〜〜(*´∀`)♪」と感服しちゃう。
これは皆さん、ぜひとも聴くべし!ですよ。間違いないです。
まぁ、ヒラリーはいつでも間違いないんですけどね♪


カップリングはヒラリーの音楽大学での先生でもあるアメリカの作曲家・ヒグドン女史がヒラリーのために書き下ろした協奏曲です。
なかなか幻想的で変わった曲。
ちょっとショスタコっぽい旋律があったり、映画音楽な雰囲気もあったりして、嫌いじゃないですが……とくに好きでもないです。
やっぱ現代音楽ってあまり惹かれないかもなぁ。聴き方がわからん(爆)
どうせならもっと俗っぽくしてもヒラリーだったら大丈夫だし、面白いと思ったりしちゃう。
ヒラリーはクラの人のセンスじゃないことをするところが(それでもガッツリとクラの人であるところが)カッコいいんですもんね。
この↓パガニーニのプロモなんてのもそういうノリ。
クラ離れしながら演奏は完璧。でも、演出はちょっとホラーw