TVばっかり見ていると♪いまにシッポがはえてくる

ってのはなんのCMだったっけか?
(答え→サンヨー「ズバコン」…らしい。覚えてないなー(汗))
風邪はようやく治りましたがどうもダラ癖が身についてしまい、珍しくボーーっとTV観てたりなんかしてます。普段は自主的にTV見ることなどはあまりなくて、家族が見てるのを一緒に見てるだけなんですけどね。
最近の番組で印象的だったものなどを少し。


NHKのシリーズ「無縁社会」。なんというか、意図が良く見えない番組でした。「今の世の中って暗いんだよね…」「生きてくのってキツイよね…」ってなキャンペーン張ってるかのよう。なんのために?
まぁ、確かにいろいろと閉塞感のある世の中ですし、雇用や介護など国が考えて助けてくれないとどうにもならない部分も多々あるわけですが、それらのままならない諸問題を「無縁」って側面で語るのは難しいって感じ。もっと実質的な問題じゃん。
「子育て中の主婦の孤立・無縁」ていうテーマに至っては笑止でしたね。そもそも子育てがそこまでのストレスになってしまうってのは、そりゃアンタ個人の問題だろ?ってもんですよ。「誰でもが同じ状況に陥ったら同じように苦しむ」という普遍的な問題(失業や介護負担の)とは決定的に違う。個人的感性が大きく関わってる。
子どもを虐待するようなヤツはどんな時代でもどんな状況でも虐待するし、しない人はどうなったってしない。それはもう厳然たる資質の差なわけで、社会のせいなどではないですよ。(ただ、人間関係が緊密だと虐待発覚する率が高いのは確かで、とりあえず子どもを救える、という意味では「無縁」ではないほうが有利ではある。発覚するかしないかは虐待の有無とは別問題だけども)
私も実家の親を含め他者を一切頼らずに出産・子育てをしてきましたよ。日中、ずーっと誰とも会わず子どもとだけ過ごす、という中で子育てをしました。幼稚園に入るまではママ友もいません。子育ての相談を誰かにしたこともありません。わからないことはネットや本で調べました。
でも、なんの不満も不便も感じなかったし、そんな期間を、私は日々しみじみとシアワセだなー楽しいなーと思いながら過ごしました。子どもはただただひたすら可愛く、愛おしく、今思い出しても暖かく特別な日々でした。べつに私が「できた人間」だからそうだったのではないですよ。むしろすごく本能的だっただけかと思う。動物は子育て中に他者が介入することに不安と恐怖を感じるんですから。外界から遮断され守られたシェルターにいられたら、それが一番。
もちろん、夫婦仲とか経済的なこととかに恵まれたからやってこられたわけですし、その自覚はありますが、番組で問題にしている「無縁」という観点で見れば、私の子育ては「無縁」の典型なのです。
子育てを「みんなで」やりたいという人がいるのもわかります。でもそれがあたりまえ、ではない。これをあたりまえと前提とする社会のほうに問題がある。だからこの社会は女子に母親となる教育を与えないんですよね。「子どもは社会で育てるものだから」、なんてことを言って。でもそれは絵に描いた餅であり実際は違う。現実は主に母親が一人で子どもと対峙するのです。だからどうしていいかわからなくなる母親がいても不思議じゃない。教えてもらわなきゃわからない人もそりゃいるわね。
教育の場の歪んだジェンダー意識も大いに関わってるように思います。女子には女子教育が絶対に必要。コレは私の変わらぬ持論です。男女平等はもちろんですが、男女は役割が違う。女子がその役割に自尊心を持つこと(そうした教育を受けること)が何よりも大事なんじゃないかなと思います。子育ては「損」なんかじゃない、稀有な「得」なのだという揺ぎ無い意識が持てたら、それこそが少子化への歯止めになるかと思うけどね。保育所作るより先にさ。
子育てにはつらいこともありますが、それは病気や怪我への心配や対処、成長の不安、経済と時間のやりくりなどであり、決して「社会と無縁になっている感覚」などというアホなものではありえません。
だってねぇ、「孤立」っていうけど…目の前に、自分だけを頼りにしている無力な存在がいるんですよ?その子にとっては母親こそが「社会」そのものだよ。そこを見ずに、「世の中から取り残された」「孤立してる」「無縁だ」と嘆くなんて、どんな感覚なんだろう。かまってちゃんか?自覚が無いにも程がある。イラッとするね。
子育て中の主婦がみんなこんな無能だと思われたら迷惑だから、こういうことを一般論みたいに語るのは勘弁して欲しいわ。
てか、そもそも「無縁」って悪いことなんですかね?人間関係なんて多けりゃわずらわしいだけだけどな。
縁が欲しけりゃ人の輪に加わればいいだけのこと。独りが気楽なら無縁も楽しかろう。どっちみちそんなの個人の自由だ。放っておいてよ、って感じ。
「隣人に子どもを見てもらえる社会を」なんてフザケたこと言ってる人いるけど、まったくもってありえないね。他人をそこまで信用できる人ってある意味すごい。そういう人に限って隣人に何か失敗でもあれば(子ども預けた自分ではなくて失敗した隣人を)責めまくるんだよ(←実例を知っている)。不条理極まりなし。それを「縁」とは片腹痛し。
つい感情的になって長く書きすぎました(汗)。書き直すのも面倒なのでこのまま載せます。


続いては映画「沈まぬ太陽」。
見る前はたいして興味なかったんですけど、脚本が面白くてついつい引き込まれ、長かったけど最後まで見てしまいました。
豪華キャストが重厚な演技を見せてくれました。けんさん、香川君、へーちゃんが良かったです。
へーちゃん、すごいナイスガイで惚れ直しちゃった(*^-^*)
大きな企業で働くことの苦悩をひしひしと感じましたね。お父さんたちは大変だったのだなぁ(涙)振り回される家族も大変です。
御巣鷹山の事故の時のことも思い出しました。あの日、ものすごくたくさんの流れ星があったの、覚えてる人いるでしょうか?
私はあの日、川崎の友人の家に遊びに行ってたので、あれを見たのは神奈川の空だったのだけど…。クーラーのない部屋の窓をあけていたら、怖いほどの量の流れ星が降っていたのです。次から次へ、という感じで。TVをつけると事故の報道で搭乗者名簿の名前が読み上げられていました。あまりの衝撃に、あの時の夜空は今でも忘れられません。


最後にドラマの話。今見ているドラマは3本です。
「江」「デカワンコ」「キイナ」。アチャラカ大河と刑事モノコメディと再放送のトンデモ推理モノ、ですね。
大河「江」はお嬢と二人で見てます。ズッコケ多すぎの演出に鼻白むこと多々ありですが、まぁ、気楽に見られる大河ってことでこんなもんでいいでしょう。「坂の上の雲」に予算も人材も行っちゃってるんで仕方ないのだろうと邪推w
お市の中の人が好きじゃないので時々萎えますが、トヨエツ信長が思いのほかカッコ良かったので見続けるモチベーションが上がりました。とはいえ信長亡き今、どこに注目して見続ければよいのか悩むところです…へーちゃん?(地味)
デカワンコ」は旦那とボクちゃんと3人で見ています。3人揃って熱狂的デカワンコファン!毎週すごく楽しみにしてます。
見どころは、なんといってもタベちゃんの可愛さです。タベちゃんめっちゃめちゃ可愛いんだよーーどこからどう見てもトンでもなく可愛い!!!それを取り囲む捜査一課13班の面々もキャラ立っててステキなの。しかも、テーマが「太陽にほえろ」です!「太陽にほえろ」に惚れこんで刑事になるのが夢だった中学生時代を思い出します。あのテーマ曲を聴くといまだに血が騒ぐね。
「キイナ」は夕方の再放送を見てます。これも面白い!扱う事件は不思議で興味深いし、キャラはコメディ風味もあってイイ感じです。キイナ役のカンノちゃんがこれまた可愛い。毎回ファッション・チェックをしながら見てしまうw
キイナって、よくチュニックを通勤着にしてるんですよ。「チュニック=オバサン」と頭の中で変換される私(だから私はチュニックは着ない!大嫌い!)にとって、それが衝撃。でもそれをオバサン臭くならずに着こなしているのがさらなる驚きです。着る人を選ぶのか?
ちなみに「デカワンコ」と「キイナ」の両方に沢村一樹が出てるんですが、それは単なる偶然です。でもどっちもイイ感じ。
あえて書くこともないかと思いますが、一応触れておくと、タナカケイ君が今期2本のドラマに出ていますが、どちらも見てません。
ちょっと離れてますねー気持ちが。嫌いになったわけじゃないけど、舞台を見に行ってから、チョイ役のTVドラマとか見たくなくなっちゃった。芝居がかかれば絶対に観にいきますので、そっちを中心にやって欲しいなという感じ。
圭くんが出てるのに見ない、となるともはや日本人で「その姿を見たい!」というモチベーションだけでTVをつける対象というのは皆無です。寂しいなー。
とりあえず「ブラタモリ」は毎週楽しみにしていますw