HP7



ハリポタ「死の秘宝 Part1」観にいってきました!

公式サイト

いよいよ来たか、っていう暗黒風味のオープニングから、スーッと物語世界に入ってゆけます。
ハー子さんの「忘却術」にはしょっぱなから涙、涙・・・
これから起こるたいへんな試練を思い、せつなくなります。
導入部から、ハリー連れ出し作戦→ビル&フラ結婚式→ロンドン遭難→魔法省進入・・・まで、いい感じに進んでいきます。
話の流れもエピソードのチョイスも映像も、「そうそう!これよーー!」っていうしっくり感があって、安心して身をゆだねていられる。
思い描いたのと同じ場面が実際に作り出されているのを見る感動!これぞHP映画の醍醐味です。
しかーし。
その後がちょっとイマイチなんですよね・・・
放浪→ゴドリックの谷→ロン帰還→拘束までの描き方が唐突で説明不足の感あり。”謎の存在と解明”というHPの面白い部分を端折っちゃってる気がしました。
その前段階と、濃度が違う。ここだけ急に希薄な感じ。
あの複雑怪奇な謎と過去へのアプローチを3時間程度の時間内に収めるのは無理とはわかっていても、そこが不十分だと話の芯を捉えられない気がします。
もうね、最終巻にもなると、ハリーたちの行動を追うという視点だけで描かれても、そこでなにが起きているのか(起きていることの意味が)よくわからなくなってくる。
原作読んでいれば脳内補完できるけれど、原作を読んでいない人は恐らくまったく違う話としてとらえられるのだろうな、という気がします。
あまり原作にこだわって映画をあれこれ言いたくないんだけど、どうしても「言及されないこと」が多いのが残念でねぇ・・・。
HPはハリーが主役であるだけでなくて、ダンブルドアの話でもあり、セブルスの話でもあり、リドルの話でもあるという多面的な読み方ができるのが面白いところなんですけど、それ全部網羅するのは土台ムリなわけです。映画の場合には主軸を一本に絞らないと収まりきりませんから、他の部分は端折られて(あるいは無視されて)も仕方ないのでしょう。


それでもあれだけの映像を毎度毎度よく作っていると感動するし、俳優陣がみなイトオシイので、映画版を見られるだけでも嬉しいです。
そりゃもう、ものすごーく嬉しいのですよ!
公開を待って、待って、やっと観にいける時の胸の高鳴り。こんな映画に出会えたこと自体がサプライズです。
それに、映画版ではロンとハー子さんの関係をステキに描いてくれてますからねー。ロンハー萌えのアタクシはこれを目当てに見に行ってるようなところがあります。毎度のロンハー痴話喧嘩は外せません。
まぁ、そこでも今回ちょっとビミョーな雰囲気ありましたが。
だってねぇ・・・ハリーがハー子さんとくっつきすぎ!
「隙あらば」感が滲んでて、なんだかなーという感じなんだよ。この二人って、もっと爽やかな”親友”のはずですよ?
ハー子さんが涙ぐましいほど一途にロンに想いを寄せ続けているのが丸わかりなので間違った方向に転ばず済んでますが、なんだかハリーの態度はヘンです。
映画のハリーって恋愛シークエンスになるとなぜかチャラいんだよ(^^;)。前回もウェイトレスをナンパしてたし(ジニーはどうする?)。しかもロンみたいに単に流されやすい、ってのではなくて、自分からイケイケなのがさらに物欲しそうな感じ。
何よりも、ジニーに対する時の表情が恋する男のそれではない・・・ような気がするんだけど気のせいですか?私がダニエルの演技に萌えないってだけのこと?・・・謎。


どうでもいいけど昨夜は朝方までチューブでロンハーMADを見続けてしまいました。これがもーーとてつもない数あるんですよ。ヘタなのばかりなのがツライんだけど、たまにイイのがあるからつい探しちゃう。
へとへとです。なにやっとるんじゃアタシ(汗)
でもね、やっぱりどーしてもこの二人が好きなんですよ。見てて飽きない。
自分の中の「恋する気持ち」みたいなのをすごくかきたててくれる存在なんです。感情移入しまくり。恋愛モノでピンとくることって少ないんだけど、この可愛さは無敵だな!と思います。
ルパートとエマという二人の役者がまた上手いんですよ。視線の絡ませ方ひとつとってもトンでもなく可愛いくせつなく見せてくれる。
この二人が演じてなかったら、私はここまでロンハーに入れ込まなかったと思います(そもそも映画「秘密の部屋」でヤラレてからずっとだから。今見てもあの映画の二人は初恋の具象そのもの、って感じでトキメキます)。
今回、ロンとハー子さんは完全に恋人同士になっているので、今までのもどかしさは半減しましたが、そのかわりこれまで以上に支えあう二人の姿が胸にキます。


後編は来年の夏です。まだまだ待つものがある、という喜びをあと半年かみしめていこう。
パート2の分も載ってる「死の秘宝」予告編を貼っときます。