ミニミニニット大作戦


以前、あまりにも可愛くて衝動買いしたウチのリカちゃん。
(↓デフォルト状態)



買った後、書棚のガラスケースの中のマリア像の横にちょこんと座らせて、時々眺めては心癒されておりました。
ところが、先日の書籍整理の際に久しぶりに棚から取り出してみて愕然。
埃をかぶって薄汚れたお洋服を着た、あまり幸せそうじゃないリカちゃんがそこにおりました。
棚に座らせっぱなしだったので、ヒザの裏に棚の黒い塗料がちょっと付いてしまっているし。
なんて可哀想な・・・・(。´Д⊂)うぅ・・・。
すごく気に入ってウチに連れてきたはずなのに、飾りっぱなしで放置してちゃんと手を入れて可愛がってあげなかったことに、とても心が痛みました。
ごめんね、リカちゃん!これからは大事にするよ!
・・・てなわけで、新しくお洋服を作り、おニューの靴を買い、手の届くところに置くようにしたのです。



たとえばこんな感じでね(って、これは撮影用ポジションよ(^^;)ふだんはデスクの上の定位置でお座りしています)
なんだか血色も良くなったような気さえする今日この頃。
でね、いろいろとお洋服を作ったりする中で、ふとひらめいたのダ。

そうだ!セーター編んであげよう! 

どうして今までその発想が出なかったのかが不思議。ニッター魂がムクムクと!
・・・とはいえ、洋服を作るのは簡単でも、ニットははっきり言って難しそう。なにせ小さいから。
めっちゃ細い糸でチマチマ編まなければキマらないもんなぁ。
ネットを探ってレシピを探しても、洋裁用のはあっても編み図はみつからないし。
でもまぁ、とりあえず試行錯誤をしながらでもやってみよう!
・・・てなわけで、以下は実践編です。



まず、糸は極細のものを用意します。糸が細ければ細いほど、着せたときにフィット感が出ますからね。
日本橋の越前屋さんオリジナルの特製糸がありましたので、それを使ってみることにしました。これ、刺繍毛糸なんですよね。
細すぎますので、とりあえず濃淡同色の二本どりで。
針は棒針1号です。
編みながらリカちゃんに当ててはサイズを測る・・・というやり方で、基本パターンを割り出していきます。
それにしてもマジでミニミニ作業で細かすぎて手先がふるふるしそうです。
すぐ出来上がるのが救いか。
まだ編み図を作りながら(何度もサイズ調整しながら)編んでいる状態なのでよけい肩が凝りますが、一度基本パターンを作ってしまえばあとはラクなのでね。



前身ごろを編んだところです。
二本どりの色合いでツイードっぽい雰囲気が出て、なかなかステキじゃないですかね。



後身ごろは、脱ぎ着ができるように背中を開けます。
あとでボタンか面ファスナーを付けられるように、持ち出し分を作っておきます(丸まらないようにガーター編みで)。
残るは袖と襟です。
これはまた後日。