旅行記録5 京都・懐石

お祝いに、と「菊乃井」さんの本店でお膳を囲みました。



個室のしつらえ。
山桜が活けてありました。
静謐でかすかにいい匂いがする落ち着くお部屋です。



濡れ縁に向かって。
坪庭には鯉のいる池や灯篭、御社(やしろ)などがありました。
出てきたお食事、一応全部写真撮ったので(爆)載せておきます。



【八寸】筍、独活、イカ木の芽和え。蕨。飯蛸の煎り卵。菜種辛子和え。白魚寿司 。
【向付】明石天然鯛、本鮪、水前寺海苔
話の弾みで「お祝い事があって…」といったら、急遽、紅白の膾を用意してくださいました。感激!



【蓋物】菜の花蒸し(おから、人参、木耳、百合根、生雲丹餡、山葵)
【焼物】鯛のお頭の木の芽焼き



【猪口】 かくれ梅、雲子(真鱈の白子)、桃の花
【羹】筍、穴子、卵のお吸い物



【御飯】散らし寿司
【止椀】ほうれん草味噌仕立、生麩、蕗の塔
【水物】はったいこアイスクリーム、焦がしカステラ


【お薄】お薄、桜餅


以上がコースの全てです。
あと、お酒とお茶が出てきます。お茶の種類は途中で変わります。
ボクちゃんの分は略式の懐石弁当でした。
3月ということで、ひな祭りにちなんだ献立だったようです。
さすがミシュランの星をもっている名店ですので、ものすごく美味しかったのですが(特に菜の花蒸しは信じられないくらい美味しかったです!)全体的にとても量が多くて、残念ですけど食べ切れませんでした。もったいないぃぃ(涙)。



まとめ:
今回の旅行、奈良では元気満々だったのですが、京都入りした途端に発熱し寝込んでしまいました。
予定がいろいろと狂ってしまったし、出かけた先でもイマイチ体調が悪くてノリきれなかったり、食欲がほとんどなかったりとショボショボな感じだったのですが、それでもやっぱりお祝い旅行。熱が出ようが予定がこなせなかろうが嬉しくて(笑)。ハプニングも込みで記念に残るいい旅でした。
春というにはまだ寒く、桜もほとんど咲いておりませんでしたが、心の中では春爛漫。厳しい冬を乗り越えたご褒美をいただいたという感じでした。感謝です。