10年ぶりに

阿嶽のサードアルバム「這個下午很無聊」を買いました。
今までもっていたCDはもう傷だらけになってしまい、音飛びが頻繁に起こるようになっていたし、ライナーもよれよれになっちゃったので、新しいのを買ったのです。
新しい方はCDケースに「滾石」の文字が入っておりませんね。パチ?じゃないよね?(yesasiaで買ったんですよ)
これは私が最初に阿嶽に出会い、ハマった記念すべきアルバムです。



1998年の5月のある日。
その日私は、当時大ファンだった張學友のCDを買いに今は無きバージンレコードに行きました。
でもあいにく、そこには私が探してた學友のアルバムが置いてありませんでした。
でもせっかく買い物に出かけたのに、手ぶらで帰るのもシャクでね。新規開拓のつもりで何か1枚くらいCDを買って帰ろう、と思ったのです。
その時偶然手にとったのが、このアルバムでした。
張震嶽。聞いたこともない名前でしたが、明星(歌うだけのアイドル)ではなくて、シンガーソングライターだというのに興味をもった。
私はその日、まったく見ず知らずの、名前も顔も知らない台湾の男の子のCDを、ほんの軽い好奇心でレジに持って行ったのです。
運命の出会いでしたねぇ。

今思えば阿嶽のCDがこんな田舎のCDショップに置いてあったこと自体が不思議ですもん。日本ではもちろんまったく無名だし、台湾でもブレイク前夜のミュージシャンだったんですからね。
神様がひき合わせてくれたんだなぁ、と思います。
大事なものにはちゃんと出会えるようになってるのかもしれない。


1回聴いただけで私はこのミュージシャンに夢中になってしまいました。ホントに、その音楽のみに最初は惚れたのよ。
その日から繰り返し繰り返しこればかり聴いていました。
アルバムのライナーに載ってる阿嶽のビジュアルは「不良っぽいアンちゃんだな」くらいの感想。普通にスルーしてた。
こんなカッコイイ音楽作れるんだから、顔とかどうでもいいし、という感覚もあったのかもな。
久しぶりにライナーを開いてみたら、阿嶽のビジュアルがトンでもなく胡散臭いのにあらためて驚いたからね(笑)。
これ、かなりタチ悪い男って感じっスよ(^^;;)。よく引かなかったなアタシ。見たくれなんてまったく気にならないくらい、曲に惚れ込んじゃってたんですよね。


阿嶽のビジュアルが実はめちゃめちゃ私の好みだったと気づくのは、この後、「只要為[ニイ]活一天(トレジャーアイランドのサントラ)」のCDライナーに載ってる写真を見てからです。
衝撃でした。
ナニコレナニコレ可愛いぃぃぃぃ!!という感じ。あの胡散臭いアンちゃんとは別人じゃん!
それ以来アタシはあの胡散臭いスキンヘッドのアンちゃんに「可愛い」を見出してしまったのです(笑)。ああ、ラブリー。
ちなみに私をオトしたユエ坊はこれです↓



久しぶりに聴く「這個下午很無聊」はやはりかっこよかったけれど、今の阿嶽の方が深みのある曲を作れてるのかもしれないな、という感じもしました。
もちろん昔の曲も大好きですよ。昔からかっこよかったけど、それに磨きがかかってきてるなぁ、という感じかな。阿嶽はずっと、進化し続けてる。頼もしい限りです。
とにかく私は以来変わらず阿嶽節が好きです。あの声も、あの顔も大好きです。
なんか、本能的かつ感覚的に好きなので(理屈じゃないので)たぶん、ずっと好きなままなんだと思います。
あの声は縦貫線super bandの中にあるとさらに悶絶モノだということが最近わかったので、縦貫線super bandの曲を聴くのもヤミツキです。


縦貫線といえば、かわゆいギター隊を発見したので貼っておきます。↓↓
ブラザース・フォア?みたいなw
ああーーこの左端のヒトをアタシにくださいぃぃ(惚)
ここでもユエ坊のパートで悶絶です。なんかもう、天使の歌声?みたいな。
うーん…天使…ってビジュアルじゃないなwうまいたとえがみつからないんですが。その声を聴いた途端、目の前にパーーッと無数の花が咲くのデス。優しい花が、咲くのデスよ(*^ ^*)。