「キラー・ヴァージンロード」

岸谷五朗初監督作品「キラー・ヴァージン・ロード」を観てきました。



さて、問題です。
私をこの映画に呼びこんだのは次のうち誰でしょう?

1:北村一輝 2:小出恵介 3:田中圭


答え。

全員です!

なんと、この映画、ワタシの好きなこの3人ともが出演しているという夢のような作品なんですよ。
とはいえ、昨夜まで全くこの映画の事は眼中にありませんでした。驚くほど食指が動かなかったんです。
一輝と小出君が出ているのは知ってましたが、「どうせチョイ役の友情出演だろうし、わざわざスクリーンで観ることないだろ。DVDで観りゃじゅうぶん」と思っていました。
ちなみに私はここの事務所の株主で、映画のチケットも希望すれば只券をもらえたのですが、それさえ出さずにスルーしてました。要するにタダでも観たいと思わなかったわけです。
ところが。
今朝、出掛けにネット検索していて思いがけずこの映画に田中圭くんが出てることを知ったのです。
途端にこの映画が観たくて、いてもたってもいられなくなってきちゃいました。
やっぱ圭くんにハマりかけてるのかね(汗)。今、この瞬時において、アタシは圭くんが一番気になるのです。観たい!とにかく。
圭くんが期待はずれでも大丈夫だ、というのがまた素晴しい。一輝がいるし、小出君もいるんですからして。
なんという磐石ぶり!
こりゃもうどんなツマラン映画でも絶対損しないじゃん。
てなわけで、ダッシュで自転車こいで4キロ先のシネコンに走って朝イチの上映回にギリギリ滑り込みましたよ。
我ながらすっごい瞬発力。これ、なんていう瞬間湯沸かし器?
昨夜3時間しか寝てないつーのに、どえらいパワーでしたよ。
今日を逃すとあと1週間は時間が取れずに観に行けない、というのもあったんで頑張っちゃったわけですが、おそらく1週間後にはこんな情熱もはやあるわけない(それほどまでに私の「惚れ」は賞味期限が短い!)ので、つまるところ今日これを観に行くことができたのはまさしく「運命」。
全ては運命、と常日頃思っている私に、また一つ確信話が増えましたよ。


さて、うるわしき3人衆ですが、思っていたより出番が多かったです!
1回出たらもう終わり、だと思っていたので、それぞれが何度も出てきてくれるのが嬉しいのなんの(*^-^*)。
すごく得した気分でした。いや〜眼福ですよー。


小出君は可愛くてちょっとエッチなバイト君。
終始とにかくキュートでやんした。
癒されるあの笑顔!



一輝は逃げた女房子どもを思いつつ寂しく暮らす樹海のペンションオーナー。
幸せになれる幻の蝶を探してるという、軽く変人でちょいと爽やかなパパだw
なんか妙に若作りだったなぁ。あいかわらずオトコマエです。



圭くんはどこまでもどこまでも追っかけてくる警察官。

「なぜ逃げる〜〜〜」が決まり文句。

とにかくしつこいw
蹴られたり殴られたりとさんざんな目にあってました(^^;;)。
この映画ってプロモ用に作られたスピンオフの短編ドラマ(5分くらいの)ってのがあるんですが、なんとそこに、この警官(利根川純)の過去編ってのもあるんですよ!嬉しいじゃありませんか。
利根川がなぜこれほどまでにしつこく女を追いかけ続けるのか?の理由がわかる過去が描かれてます。


圭くん、最高だ。ちょいブサだけどもたまらなく可愛い(*´∀`)
やっぱちょっとした瞬間にカワウソに似てたりもするなぁ。
たぶん、気になり始めたきっかけがそこなんで混同してる部分は確かにあります。
というか、カワウソはそもそも役者ではないので物語性を感じることができにくいんです。それを補う存在としてアタシは圭くんにビビビっとキたんだろうな、と思う。
ってわけわかんない事言ってると思いますが、スルーしといてください(汗)。
まぁ、わかりやすく言うと、私は常に好きなタレントの向こうに物語のキャラを妄想しているんですよ。だから男の人としてどうか?という話ではないので、コロコロ気になる人が変わるし、萌えどころも変わるんです。自分の名誉のために弁解しておきますが、べつに浮気性なわけではないのよ(^^;;)。もうね、これは持病なんでしょうがないと思っています。


って、ここまで長々書いてきたわりに映画の感想にまったく触れてないじゃん(汗)
まぁ、あれだ…コメディって、難しいですよね。ということに尽きますか。
この映画も見る人によってかなり評価分かれるんじゃないでしょうか。振り幅、かなり大きいと思う。
ワタシ的には、追いかけっこストーリーは面白かったし、役者の魅力も全開だったし、「ココ、笑うところね」っていうのもたぶん笑えたと思うのだけど、とにかく全てにわたってどうしたらいいかわかんなくなるくらい途方に暮れる感じが漂っていた。ダメ感、みたいなのが。
とはいえ1000円(今日はタイミングも良くレディースディ♪)で可愛い警察官とエロいウィダー君と夢見がちペンションオヤジを見られただけでもお釣りが来るほど大満足なので、他の事はこのさい何も言いますまい。
映画ってのはこんなこと(キャスティング、ってことね)でバカな客に判断されることもある、というひとつの例です私の場合。邪道のようですが王道かもしれない。
でもその点では、人望厚い岸谷監督というのはポイント高かったんじゃないですかね。役者に関しては、見事にいい役者揃いでした。
一番の芸達者はやはり寺脇さんかな。笑った〜w
上野樹里ちゃんはいつもどおりなコメディエンヌな感じで安心して観ていられました。予想外だったのは木村佳乃のハッチャケぶりです。スゴかった!
それにしてもこの役、彼女の出てるローンのCM「お問い合わせは0120−923−923!」のヤツと同じノリw 続編か?みたいな。それがまた可笑しかったです。