GWその4:旧岩崎邸&湯島天神

続きです。
東京タワーから出て、上野方面へと向かいました。


まずは池之端にある旧岩崎邸庭園へ。
三菱創設者・岩崎弥太郎の本邸です。建物の設計はジョサイア・コンドル
本日は「みどりの日」なので無料公開日です(10月1日の都民の日にも無料だそうです)。



正面からみた雰囲気はちょっとコロニアル風(?)
建物に入るまでは長蛇の列です。40分待ちくらいでした。
2階部の耐重量が約50人分なので、入場者を制限して入れ替え制にしているとのこと。
けれど、一度中に入るとせっつかれることもなくゆっくり見学することができました。



内部の装飾は細かいところまで見事で、ため息モノです。
(左)階段の装飾。窓のガラス模様もステキです。
(真ん中)婦人客室。こじんまりとした、いい感じの部屋です。こんなところでお仲間が集まって編み物なんかしながら世間話をするのはさぞかし楽しかろうなぁ。
(右)トイレ。なんと、便器はロイヤル・ドルトン社製です!イイ!



(左)二階のベランダ。ベランダとは言わないなw、バルコニー、ですね。
(真ん中)あちこちにデロンギみたいな暖房器具(オイルヒーター?)が備え付けられていました。先進的だなぁ。
(右)奥には和室と日本庭園も。この奥座敷もとても落ち着きます。完全に洋風、ってのではないところがまたイイですね。鴨居の高さがとても低いのは当時の人の身長に合わせたからなのかな?
庭先にはビリヤード場なんてのもあります。ここでナイショの商談などもあったのでしょうか。
セレブだなぁ。
日本がまだものすごく貧しかった時代、食うに食えない人が多かった時代にこのような生活をする、というのは今の基準で考える以上に桁違いな話だったことでしょう。超・格差、だね。
けれど、この建物には文化がある。教養も。国を引っ張り矢面に立ってゆく気概もある。要するに、日本が近代化するために経ねばならぬ道だったのですよね。
そこが今の格差社会とは根本的に違っているようにも思いました。


岩崎邸を後にして、今度は通り向こうにある湯島天神へ。



今年は菅原道真公にぜひとも守ってもらわねばならない人がいるので(お嬢が受験生なのダ)、お参りに行ってきました。
絵馬を買って奉納し、「受験生セット」(必勝鉢巻、ペンセット、お守り、御札が入ってる)を買い、おみくじを引きました。
お嬢のおみくじは大吉!幸先イイではないですか。これを支えに頑張ってくれー。
来年の春、いい知らせをもってお礼参りに来られるといいなぁ。


帰りに天神前の甘味処「つる瀬」に寄ってお茶にしました。
ここのお団子は絶品!感動的なほど柔らかいのです。
この柔らかさは時間との戦いですね。ここに足を運んでこそ、の美味しさです。