沖縄旅行(4)

二日目のさらに続きです。
ヤンバル方面から国道58号線を恩納海岸に向かって下って行きます。
目指すは万座毛。
琉球王朝時代、尚敬王が「万人を座するに足る」と賞賛したことが名の由来と言われている奇岩の絶景ポイントです。



万座毛は、思ったより簡単にその絶景を見られました。けっこう管理されてる場所なのね。
駐車場(無料)に車を止め、整備された遊歩道を少し歩くと左手にあの有名な象の鼻のような奇岩を見ることができます。
柵があって安全に見学できるようになっているので、子どもやお年寄りでも安心です。
あの象の鼻の上に立てるのかと思っていたら全然違った。そりゃそうか。あそこに行ったら危なすぎだよね。
万座毛では急に風が強くなり、肌寒さを感じました。


その後、再び58号線を南下。
ムーンビーチ付近にある「シーサイドドライブイン」に寄りました。



ここは1972年の復帰前より営業をしているドライブインです。
アメリカ統治時代の雰囲気を残しているとのことで、私は勝手に「アメリカン・グラフィティの世界かも!」と期待していたのですが、そういうわけでもありませんでした。
でも、確かにものすごくレトロで昭和なアメリカン・オキナワンの雰囲気はたっぷりです。
テーブルなどの備品やジュークボックスの中身まで、時代は軽く30年前です。
好きな人にはたまらないでしょうが、今の若い子にはただ「古っっ!」って感じだね。



名物のクラムチャウダー・スープとパイナップルのアイス。
どちらも美味しかったです(アイスはフツーにブルーシールだけど、このパイン味は爽やかでイイ)。
なによりもとにかく安い!!
スープはこの量で180円ですからね。小腹が減っているときにはもってこいです。



窓からは恩納海岸が見えます。
が、なぜかものすごく熱海(?)の海っぽく感じました。
ポイントは松と防波堤か?海岸に松…それはあまり沖縄では見ない風景のような?


さて、さらに国道を南下して那覇市内に到着。
時間が余ったのでDFSギャラリアをちょこっと覗いてみました。


DFSは空気が違うね。
ちょっと欲しいものがあったけど、手続きが面倒くさそうで(免税店だから航空券を見せたり名前を書いたりしなくちゃならないみたいで)スルーしちゃった。


その後、安里に出てコインパークに駐車し、栄町市場をぶらぶらと散策してみました。
(通称)栄町と呼ばれる一角は市場と色町が並んだ独特の風情がある街です。
夕方でしたが、あまり人に会いません。
営業が終わっているのかこれから始まるのか(たぶんこれから賑わうのだろうなぁ飲み屋街だから)。
ひと気のない色町の路地をそぞろ歩くウチら家族連れはめちゃくちゃ浮いてました。
もっとゆっくり観察したい場所だけれど、子連れで来るところではないみたいなので、はやばやと退散。



街角に、「栄町音頭」の歌詞が書かれたお宅が。



栄町市場に、外観だけでも見ておきたい店があったので、探しに行きました。
「生活の柄」というライブバー(ライブも聴ける飲み屋さんね)です。
このお店の名前、大好きな高田渡さんの歌のタイトルなんですよ。なのでなんだか気になっていたのです。
渡さんの歌の、というよりも、山之口漠さんの詩の題名、として現地の方たちはとらえているのだと思うけどね。(山之口漠さんは沖縄出身の詩人。渡さんはこの方の詩が好きで、いくつも曲をつけているのです。)
ちらっと覗いてみた店内は、余裕で渡さんがいそうな雰囲気でした(*^-^*)
ちなみにこんな曲です。

生活の柄ー高田渡


ついつい散策が長引いて、気がついたらもう夜の7時過ぎ。
子どもたちが疲れてしまったので、一旦ホテルに車を置いて再度食事のために市街地に出るのは無理と諦め、ホテルの部屋で夕食を食べることにしました。
ということで、目指すは地元のスーパー「Jimmy's」!
国際通りにもお菓子だけの店舗が出ていますが、そこではなく、郊外の大型店舗のほうね。
現地のスーパーに行くのは私の旅行の楽しみで、ここに行くのも叶えたいリストの一つでしたが、郊外なのでどうかなぁと思っていたんですよね。行けてよかったです。面白かった!
地元の主婦たちに評判だというお惣菜をあれこれ買って帰りました。
香草煮豚、チャーハン、ゴーヤチャンプル、白身魚のチリソースなどなど。どれも美味しかったです。スーパーのお惣菜も侮れず!
噂どおり、キャンベルスープもめちゃ安かったです。輸入雑貨もいろいろある。
焼き菓子でも有名なスーパーなので、マフィンやドーナツ、パウンドケーキなども買って帰りました。


まだ続きます。次は3日目。