「映画ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史」

今年もこの季節がやってきました。
ドラ映画の新作、ボクちゃんと観に行ってきました。今日は公開初日。
昔(10年前。お嬢が小さかった頃)、ドラ映画の初日には街なかの映画館でチケットを買う列に1時間も前から並んだものですが、今は時代も変わり、前日にネットで座席指定券を買ってゆったりと郊外のシネコンに行く、というスタイルになりました。
隔世の感があるなぁ。
鑑賞スタイルは変わりましたが、この映画を楽しみにしている子どもたちの心はいつの時代も同じです。
ボクちゃんもものすごく楽しみにしてました。原作本も事前に読んで予習もばっちり。
なんかもう、入れ込み方が違うんですよね(ドラマニアですからね)。
ボクちゃんは相変わらずホントに楽しそうに映画を見るので、私はその横顔をチラチラ見ては、シアワセ〜な気持ちになるのでした。(私の目的は映画でなくこっちなのだよw)



「宇宙開拓史」はお話としては去年の「緑の巨人伝」より面白かったです。
てなことを帰ってきてからお嬢に話したら、
「そりゃそうだよ。「緑の巨人伝」はもともと短編なのをふくらませて作ってるから無理あるけど、「宇宙開拓史」は原作自体が大長編だから」と言われました(汗)。
お話は面白かったのですが、どうも作画がどんどん軟体動物化(?)していて、そこがちょっと気になりました。
ドラ映画のキャラの動きはTV版よりなめらかでやさしいからおおむね好きなのですが、今回はちょっと過剰だったかなぁと。
線描もところどころ雑、というか、なんだか「え?」って時がある。
私が気に入っている作画は、2002年の「ぼくの生まれた日」(名作ですよ!)「のび太の恐竜2006」、それから去年の「緑の巨人伝」などです。
今ちょっと調べたら、いいなぁーと思っていたキャラ造形のものは、どれも渡辺歩監督の作品でした。
でね、今のTV版水田ドラのキャラ設定も渡辺監督がやってるんですね!
私、今のTVのドラえもんキャラすごく好きなんですよ。
もともと原作のファンですからTVアニメ(大山ドラ時代)は大嫌いだったんです。精神性もテイストも原作とはあまりに違っていたからね。(同じ理由で「キャンディ・キャンディ」のTVアニメも大嫌いです。こっちはもう涙さえ出てくるほどイヤ)
でも、水田ドラになってからアニメもイヤではなくなったんです。原作と違う、というのは相変わらずなんですけど…でも、それはそれで「別物」として楽しめるようになったのです。可愛くて、明るくてね。(最近はストーリーがめちゃくちゃになってきていてなんだかなぁ〜とも思うんですけどね)
とはいえ一般的には大山ドラのほうがホンモノだという人が多くて、私の意見は少数派です。不本意だなぁ。
でも、単に私が渡辺歩監督と感覚が合うってことだけなのかもしれない、という気もしてきました(^^;;)。好みってのは人それぞれですね。