橘玲さんの著作もろもろ


橘さんは私がめちゃめちゃ影響を受けている経済評論家(って言うとちょっと違うなぁ。経済小説作家、か。でもその本質は経済思想家?)です。
先日、こちらの本↓を再読しました。

得する生活―お金持ちになる人の考え方

得する生活―お金持ちになる人の考え方


橘さんに惚れ込んだのは私が投資をやり始めてから(つまり去年から)なんですが、この本だけはそれ以前のまるで経済音痴だった頃に読んでいて・・・そしてそのときはあまり面白く感じなかったのです。今読み返したらもっと何かわかるんじゃないかと思って読み返してみました。
今読むと、「黄金」シリーズなどに細かく書かれていること(経済合理性の追求、ってことですね)をごく初心者向きにわかりやすく書いてあるのですが、これだったら「黄金」シリーズを読んだ方が話が早いかな、その方が詳しいし・・・という感じ。
題名(しかしまぁ、なんというミモフタモナイ題名)のイメージと中身はかなり違うので念のため。
具体的に「○○すると得だよ」ってハウツー本ではなく、世の中の仕組みとそれに対するものの考え方(そこにはもちろん損得もありますが)を解説している、かなり硬派なものです。


橘さんはその著作において「経済を語ることで経済のみを語らない」のです。
哲学とか思想に近い感覚で経済の仕組みとそこで人がどうしたら幸福に生きられるかを検証してくれる。そこが最大の魅力です。
その一番顕著な作品がこちら↓。私が橘ファンになったきっかけの一冊です。

雨の降る日曜は幸福について考えよう Think Happy Thoughts on Rainy Sundays

雨の降る日曜は幸福について考えよう Think Happy Thoughts on Rainy Sundays


日本経済新聞でのエッセーをまとめたものですが、これはねー本当に素晴らしい思想書(!)です。
出版年は少し古いですが、今の時代にも必要な知識とものの考え方がギュッと詰まっています。
悲観的な場所から人生や経済を眺めているので、時に気が滅入ることもあるし、中にはそりゃいくらなんでも・・・ってな極論もありますが、ノー天気な儲け話を下品に書いているあまたの経済書よりよほど現実的で、真摯で、身に染みます。
まだ橘さんの著作を未読の方はこれを読むだけでも橘ワールドのエッセンスが味わえます。おススメ。


もちろん「黄金」シリーズは今更言うまでもなく名著です。
中でもこちらの1冊があれば、かなりいろんなことが勉強できます。

世界にひとつしかない「黄金の人生設計」

世界にひとつしかない「黄金の人生設計」


・・・やっぱり全編ネガティブ発想だけど(^^;;)。
人生明るく生きるためには経済にはシビアにならないといかんのかも。
どうでもいいけど、橘さんの著作ってどれも題名がヒドイ(爆)。金儲け本かと誤解されそう。書いてる内容、めっちゃ硬派で真面目で暗い(?)のに。
この点だけはいつもものすごく謎。