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神尾真由子のチャイコン

Classic


去年の秋に全国を回った神尾真由子チャイコフスキー国際コンクール優勝記念演奏会。
私もチケ買ってて聴きに行くはずだったのに、当日急用でパスしてしまったという残念な記憶があるガラコンなんですが・・・それのサントリーホールでの演奏会の様子が、昨夜NHKBShiで放送されていました(何度目かの再放送らしい)。
曲目はシベリウスバイオリン協奏曲ニ短調(作品47)、チャイコフスキーバイオリン協奏曲ニ長調(作品35)、マスネの「タイスの瞑想曲」です。                              
日本フィルハーモニー交響楽団で指揮は原田幸一郎・・・この方は神尾さんの先生、らしい。


シベコンはあまり好きな曲ではないので、なんだか漫然と聴いてしまいましたが、チャイコンは大好きな曲なので集中して聴きました。
神尾さんのチャイコン、以前別の音源で聴いたときに、なんだか音が籠ったような・・・ちょっと鈍重な感じがしたのですが、今回もその感覚は残っていました。
これは、なんなのかなぁ?録音のせいもあるのかな。こういう音の出し方する人なのだろうか?
とにかく、チャイコン特有の弾むように軽やかで浪漫的な印象はどうにも感じられず、とても巧いんですが・・・あまり好きなタイプの演奏とは言えませんでした。
今回はさらにオケがまったくノってなくて、そこも気になりました。ソリストとの呼吸がもうバラバラという感じなんですよね。オケ、もたるし!
なんだか神尾さんが気持ちよく弾ける環境を周りがちっとも整えてあげられていなくて気の毒でした。


神尾さんが高い技術をもっているのは確かですし、そのためらいない音には威風を感じるのですが、なんというか・・・ロマンチックじゃない、ってのを毎度感じてしまうのですよ。
色気がない、というか。上手く言えないのだけれど。
なんか、まだ恋を知らない乙女の演奏を聴いたような気分なのよ・・・って、大きなお世話ですね(^^;;)。
チャイコの曲ってのはねー、実は色気駄々漏れだと思うんです。 
ちょっと過剰?ってくらいの振り幅でOK、だったりする。硬いとダメなの(私はね、そう思うのですよ)。
神尾さんがこれからどんな風に熟してゆくのか、楽しみです。
やはり日本の新しいソリストの誕生は、なんだかんだ言って嬉しいものです(^-^)。