エピソードゼロ!

先日、ローリングさんが慈善事業のオークション用に書き下ろした「800字の物語」の全文が、「ポッターマニア」さんのサイトに掲載されています。


こちら


ハリーが生まれる3年ほど前の、若き日のジェームズとシリウスの日常のひとコマ、が描写されています。
これさー、もう、マニア垂涎ですよ!
だって、作者自ら2次小説書いてるみたいな感じだもんね。
しかもそのキャラ設定が、2次のデフォルトと見事に合致しているんですからたまりません。
て、作者なんだからそりゃそうか(汗) ド原作、ってことですもんね。こりゃ失礼!
それにしても嬉しい。


やっぱりジェームズとシリウスってつるんで悪さばっかしてたんだねー、とか
やっぱり二人は規則違反の常習者なんだわー、とか
やっぱりシリウスはあの空飛ぶバイクを乗り回していて、
やっぱりジェームズはいつも飄々とニヤケてて、
やっぱりシリウスはイケメンミュージシャンみたいにカッコつけてて、
そのくせからかわれるのはいつもシリウスで(やっぱり!)
…って。
まるで齟齬のない「やっぱり!」の連続です。
今は亡き、若かりし日の二人の生き生きとした姿が、今よりもっと光の少ない何十年か前のロンドンの闇の彼方に鮮明に浮かび上がってくる。
ステキだ!
「物語」のチカラに圧倒される。
もうね、こういうなんでもない日常を延々と読んでいたいと思うね。オールキャストで。
ああ愛しの親世代!
ローリングさん、書いてくれないかなぁ。リーマスもリリーもセブルスも登場する「エピソードゼロ」を!
ご本人、書きたいと思うよ。この800字物語だって書いててすごく楽しかったというではないですか。
こんなに魅力的なお話を、作家として放って置けるわけがないと踏んでいるんですけどね…
いずれまた、すぐにとは言わなくても何年か後になったら、新たにハリポタ@親世代物語が生まれるんではないかと、ひそかに期待しておりまする。