「赤い靴をはいた男の子」

赤い靴をはいた男の子 [DVD]

赤い靴をはいた男の子 [DVD]

  • 発売日: 2006/10/27
  • メディア: DVD


トム・ハンクスが「スプラッシュ」の翌年(1985年)撮影したスパイ・コメディです。
トムはこの時27歳。けれどしっかり「男の子」に見えてしまうという童顔ぶり。
ある若者が偶然CIAの派閥抗争に巻き込まれてしまうのだけれど、本人、そのことに全然気づいてなくて、周りでドタバタが繰り広げられる、という話。
駄作、失敗作と言われることが多いし確かにあまり面白くないのですが、トムは可愛い。しかもバイオリニストの役なのだ!イイ!


ほら、オケメンなのだよー。シェエラザード演奏中。



ホテルの部屋にて。下半身にタオルを巻いた姿で自作の愛の歌を弾いてくれる人。
イチコロだろ?



自転車に乗るシーンも多くて楽しいです。
上手いんだ、ライディングが。見てると嬉しくなってくる。


ストーリーそのものはパッとしないんですけど、この主人公はキュートで愛らしいキャラクターになっています。
トムは監督とかなり話し合ってキャラクターを作り上げて行ったらしく、「この映画は失敗作だけど、主人公のことはとにかく好き」と言ってるほど思い入れはあるようです。
音楽のこととなると他の事が見えなくなっちゃう音楽バカ。けれど、愛する人を守るためには一生懸命。単純だけど誠実…という、トムのお得意キャラですね。ま、磐石ですな。
それに反して、脇のキャリー・フィッシャーとジェームス・ベルーシがイマイチです。なんだか彼らのいつものハジケっぷりがうまく生かされていないの。どちらも神経症気味に描かれているのが笑えないんですよね…残念。