「篤姫」今週の名言

篤姫」を観た日曜日以降、ふとした瞬間に父上・長塚京三の言葉
「わしもそなたの父で、なんというか…愉快であった。」
を思い出しては涙、涙、です。これはもう、大河史上に残る名言だと思うね。
だって「愉快」ですよ。
巣立つ娘にうまく言葉をかけることのできない恥ずかしがりの父親が言った精一杯の想いのこもった言葉なのですが、最高です。
「楽しい」でも「幸せ」でもない、「愉快」。
一点の曇りも影もない、心からの喜びと楽しみ。
この言葉こそ、子を育てる親が宝のように持ち続ける感情そのものだという気がします。
子どもと過ごせる時間は、きっとほんとうにあっという間。珠玉の時間。人生の宝です。
そして人生もまた、あっという間。夢のように、愉快であれよかし。

ほんとうに「篤姫」は、なんだかセリフにじーんとキちゃうドラマなんですよね。
キメ台詞が冴えてる。それを言う役者もまた上手い。

瑛太もすごーーーく良かった。
菊本の死に打ちひしがれる於一を叱咤するシーン。
涙をいっぱいにためて、こぼれ落ちる寸前の笑顔。観ているこちらは涙腺決壊。
そして、最後の碁を指すシーン。
白い石と黒い石が別々の方向に離れてゆくところでまたもや涙腺決壊。
お守りの交換で爆涙。
籠を見送るところでダダ泣き。
何じゃこのドラマは。
泣かせっぱなしじゃないの!干からびてしまう!
テーマ曲もすっっごく良いんだよね〜。何も観ないうちからすでにウルウル。


えーっと、そういうわけで。
単純な私はここんところ瑛太(@尚五郎)が大好き。
ぶはー珍しく若手に…ってか、この小松帯刀の役ってのはねぇ、ちょっとヤバいのよ。
このヒト、若死にさえしなければ初代総理だったと言われていたくらいの人望厚く器の大きいお侍さんだったんですからね。そもそもが魅力的な人なのですよ。そこにこういった悲恋のストーリーを絡めるんだからたまりませんよねぇ。役がイイ。ということです。
とにかく好きな時代と好きなヒロインだし、1年間楽しめそうで嬉しいです!


今期のドラマは我が家では結局、私が「篤姫」かぶりつきの他には「鹿男あおによし」と「斉藤さん」が残りましたね。
ハチクロ」は原作ファンのお嬢が激怒して3回で「もう絶対見ない!」宣言が出ました。
「鹿男」はお嬢と旦那が揃って夢中です。旦那は「稀に見る傑作」と大絶賛ですが、私はチラ観程度にしか観てないのでよくわかりません。チラ観なのに爆笑しちゃえるシーンが時々あるのがスゴイと思うけど(笑)。
「斉藤さん」はなぜか中学生にオオウケです。お嬢が一番ハマってるのはこれ。なんで幼稚園ママの話なんかにムチュウなんだか??って感じですが、これも一種の「正義の味方」モノなんでしょうね。
この両方のドラマに佐々木クラノスケが出てるんですよねぇ。どうでもいいけどササクラワールド全開w